「ずっと言いたかった。今日言わないと、もう言う機会ないから。本当は、陸上大会でメダル取って、その時言いたかった」
けれど次の瞬間、リクはふっと私から視線をそらした。
「でも……今すぐ答えを聞くのが怖いんだ。だから……明日、答えを聞かせてくれ」
それだけ言い残して、花火会場のほうへと駆けていった。
そばにいたソラが遠慮がちに声をかけてくる。
「夏美」
「……私、どうするのが正解なの?」
私は座り込んでしまった。
ソラの手を取るのが正解なの?
リクの手を取るのが正解なの?
それとも、二人ともこの先もずっと友だちでいてほしいって言うのが正解なの?
何を選んでも、もうこれまで通りの三人でいられないんだ。
花火が上がって、風に乗って火薬のにおいが漂ってくる。
けれど次の瞬間、リクはふっと私から視線をそらした。
「でも……今すぐ答えを聞くのが怖いんだ。だから……明日、答えを聞かせてくれ」
それだけ言い残して、花火会場のほうへと駆けていった。
そばにいたソラが遠慮がちに声をかけてくる。
「夏美」
「……私、どうするのが正解なの?」
私は座り込んでしまった。
ソラの手を取るのが正解なの?
リクの手を取るのが正解なの?
それとも、二人ともこの先もずっと友だちでいてほしいって言うのが正解なの?
何を選んでも、もうこれまで通りの三人でいられないんだ。
花火が上がって、風に乗って火薬のにおいが漂ってくる。



