∞8《インフィニティ・エイト》

 そう、二度目。二度目だ。

 ソラに告白されたのは。

 ソラが私の手を取る。

 触れられた部分が熱い。

 子どもの頃から何度か手をつなぐことはあったけれど、十七歳のソラの手は大きくて。

 右手のひらは勉強をたくさんしているから、ペンだこができていてところどころ硬い。

 もう、私もソラも子どもじゃない。

 真っ直ぐに見つめられて、目を逸らせない。

 これまでソラにこんな目で見つめられたことなんてない、はずなのに。

 心の奥がざわついている。

「夏美が僕をただの友達だというなら、もう、この話は終わり」

「わ、わかんないよ。突然言われたって。私自身、頭の中ぐちゃぐちゃで、何なのかわかんない」

「……泣かせたかったわけじゃない。泣かないで」

 ソラが指先で私の涙を拭う。