校内をめぐったあと、向かったのはグラウンドだった。
夏休みでも練習を続ける運動部の掛け声が響いている。
陸上部の部員たちが、炎天下の中、懸命に走っていた。
その中の一人が、リクを見つけて駆け寄ってきた。
「リク先輩! お疲れ様っす!」
「おお、カズキ! 暑いのに頑張ってんな!」
「うっす。先輩たちが抜けたぶん、後輩のおれらが頑張らないと!」
カズキくんは運動着の裾で汗を拭う。
「そういやリク先輩、大会でメダル取ったら好きな女に告るって言ってたの、どうなったんす? おれ、気になって夜しか寝れなくて」
「はっ!? ちょ、ば、バカ! そんなこと今ここで言うな!!」
リクの表情が一瞬で引きつり、カズキくんの口を手で塞いだ。
「なふへふへ? もひはひ、そのこ」
「黙れって!! ちょっとこっち来い!」
リクはカズキくんの腕を掴むと、そのまま強引に引きずって走り去っていった。
私とソラはその場に残された。
──昨日と、違う?
夏休みでも練習を続ける運動部の掛け声が響いている。
陸上部の部員たちが、炎天下の中、懸命に走っていた。
その中の一人が、リクを見つけて駆け寄ってきた。
「リク先輩! お疲れ様っす!」
「おお、カズキ! 暑いのに頑張ってんな!」
「うっす。先輩たちが抜けたぶん、後輩のおれらが頑張らないと!」
カズキくんは運動着の裾で汗を拭う。
「そういやリク先輩、大会でメダル取ったら好きな女に告るって言ってたの、どうなったんす? おれ、気になって夜しか寝れなくて」
「はっ!? ちょ、ば、バカ! そんなこと今ここで言うな!!」
リクの表情が一瞬で引きつり、カズキくんの口を手で塞いだ。
「なふへふへ? もひはひ、そのこ」
「黙れって!! ちょっとこっち来い!」
リクはカズキくんの腕を掴むと、そのまま強引に引きずって走り去っていった。
私とソラはその場に残された。
──昨日と、違う?



