∞8《インフィニティ・エイト》

 教室に入ると、リクが窓際の自分の席にドサッと座る。

「……こうやって夏美と来るのも、最後なんだな。なーんか、変な感じ。夏休みがあけたあとも、そこに座ってそうな気がする。こんなに静かな教室って、不思議だよな」

「今日は先生がいないからいくらでも居眠りできるよ。良かったねリク」

「うるせぇ兄貴!」

 どうしたのかな、私。

 同じ台詞を、昨日も聞いた気がする。

 昨日はずっと引越し業者さんと荷物の梱包をしていたはずで、学校には来ていない。

 ソラとリクも荷物を詰めて、掃除をするのを手伝ってくれていた、はず。

 予知夢? なわけないよね。