∞8《インフィニティ・エイト》

 コンビニの自動ドアが開く瞬間、冷気が出迎える。

「おおー、生き返るー! まずは肉買うぞ肉!」

 リクはまっすぐホットスナックコーナーに走った。

「おっちゃーん! 唐揚げとフランクフルトくれ! 麦茶も一緒に会計でよろしく!」

「リク、野菜も食べたほうがいい。間食が肉だけってバランスが悪すぎるよ」

「うっさいな兄貴。俺は野菜が嫌いなんだ。野菜なんか買わねーっての」

 私はアイスコーナーを覗くと、一番好きなアイスのレモン味が入荷していた。

「ソラ、見て! ポポロのレモン味が出てる!」

「夏美はレモン味好きだよね」

「うん、絶対買う!」

 かごにポポロアイスを入れると、ソラが買い物かごを持ってくれる。

「僕が持つよ」
「いつもありがとう、ソラ」

 ソラもドリンク棚から紅茶を選んで、三人で会計を済ませた。

 コンビニ前のベンチに腰を下ろして、早速アイスの箱を開ける。

「いただきます!」

 丸いアイスが六つ、トレーに並んでいる。

「……あれ?」

「どうしたよ」

 リクがフランクフルトをかじりながら聞く。

「うーん……? どうしてかな。全部丸いのは普通なのに、なんでかな。星が入ってないなって思っちゃって。当たったことないのに、なんでだろ?」