リクも目を丸くしている。
「どうしたんだよ夏美。兄貴の言うとおり具合悪いのか?」
「な、何でもない。……行こう」
ショルダーバッグを取ってくると、サンダルをつっかけて家を出た。
耳が痛いくらいのセミの鳴き声。
肌を刺す日光。
眩しくて、手をひさしにして遠くを見る。
むせ返るようなアスファルトの熱気の中を歩く。
文具屋の前にはいつもどおりミーコがいた。
毛並みはいつもと同じ。
そっと手を伸ばしてミーコの頭をゆっくりと撫でる。
「ミーコ。今日もかわいいねぇ。これまでありがとうね。いつかまた会いに来るから、その時まで元気でいてね」
ウトウトしていたミーコは私の方をちらりと見て、あくびをした。
商店街の掃除をしていたおばちゃんたちが、私の姿を見つけて手を振る。
「あれ、夏美ちゃんでねーか! じき引っ越しらって?」
「どうしたんだよ夏美。兄貴の言うとおり具合悪いのか?」
「な、何でもない。……行こう」
ショルダーバッグを取ってくると、サンダルをつっかけて家を出た。
耳が痛いくらいのセミの鳴き声。
肌を刺す日光。
眩しくて、手をひさしにして遠くを見る。
むせ返るようなアスファルトの熱気の中を歩く。
文具屋の前にはいつもどおりミーコがいた。
毛並みはいつもと同じ。
そっと手を伸ばしてミーコの頭をゆっくりと撫でる。
「ミーコ。今日もかわいいねぇ。これまでありがとうね。いつかまた会いに来るから、その時まで元気でいてね」
ウトウトしていたミーコは私の方をちらりと見て、あくびをした。
商店街の掃除をしていたおばちゃんたちが、私の姿を見つけて手を振る。
「あれ、夏美ちゃんでねーか! じき引っ越しらって?」



