「ねえ、聞いてよ!」
一年の二月。
バレンタインが間近に迫ったある日の昼休みのこと。
あたしは仲のいい友人に話を持ちかけた。
「ねえ聞いて! 私、ソラ先輩に告白しようと思うんだよね!」
友人は「えっ」と微妙な表情をした。
何その反応。
「……ソラ先輩って、双子の星野兄弟のお兄さんの方だよね」
「うん。そうだよ」
「…………あのさ。うちの兄ちゃん、星野兄弟と同じクラスなんだけどさ。ソラ先輩って……同じクラスの青井先輩と付き合ってるんじゃないの?」
ありえない言葉が聞こえて、聞き返しちゃった。
「……は?」
「だって、二人は幼なじみで、入学したときからお揃いのペンと手帳使ってるって話だし」
先輩に恋人がいるんだったら諦めたら? と遠回しに言われているのはわかった。
けれどあたしは、そんなことくらいで諦められなかった。
「どうせその幼なじみが勝手にまねっこしてるだけでしょ! いるよね、そういうあざといアピールする子! 幼なじみだからって、図々しい! ソラ先輩に彼女いますか? ってきいたら、居ないって言ってたもん!」
あたしは同じ部活というだけでも、他の子より一歩リードしているんだから!
一年の二月。
バレンタインが間近に迫ったある日の昼休みのこと。
あたしは仲のいい友人に話を持ちかけた。
「ねえ聞いて! 私、ソラ先輩に告白しようと思うんだよね!」
友人は「えっ」と微妙な表情をした。
何その反応。
「……ソラ先輩って、双子の星野兄弟のお兄さんの方だよね」
「うん。そうだよ」
「…………あのさ。うちの兄ちゃん、星野兄弟と同じクラスなんだけどさ。ソラ先輩って……同じクラスの青井先輩と付き合ってるんじゃないの?」
ありえない言葉が聞こえて、聞き返しちゃった。
「……は?」
「だって、二人は幼なじみで、入学したときからお揃いのペンと手帳使ってるって話だし」
先輩に恋人がいるんだったら諦めたら? と遠回しに言われているのはわかった。
けれどあたしは、そんなことくらいで諦められなかった。
「どうせその幼なじみが勝手にまねっこしてるだけでしょ! いるよね、そういうあざといアピールする子! 幼なじみだからって、図々しい! ソラ先輩に彼女いますか? ってきいたら、居ないって言ってたもん!」
あたしは同じ部活というだけでも、他の子より一歩リードしているんだから!



