あたしの予想では、天文部って黒髪メガネの冴えない陰キャオタクしかいない、星を見る以外にやることのない部だ。
サボったって何も言われないっしょ。
案内のプリントを頼りに向かった部室は狭くて、部屋の中央に机が五つ頭をくっつけて並べられていた。
壁のボードには所狭しと星空の写真が貼ってある。
窓際に天体望遠鏡がある。
「わー、予想通り地味ー」
部室内を見回しているうちに、男子生徒が一人入ってきた。
背が高くて、穏やかそうな人。
陰キャ要素なんてどこにもなくて、むしろ爽やかの塊。
「初めて見る顔だね。もしかして入部希望かな?」
あたしが持っている校内部活案内パンフレットを見て言う。
ど、どうしよう。
顔が良いだけじゃなくて声まで素敵。
穏やかっていうか、王子様?
「あ、は、はい。とりあえず仮入部かな、って」
「そう。よかった、後輩ができて。僕は星野ソラ。二年一組」
「あたしは……一年二組の篠原芽衣です」
「篠原さんね。みんなもすぐ来ると思うから、空いてるところ好きに座って待ってて」
ふわりと笑って促される。
……かっこいい上に優しい。笑顔も素敵。
星野ソラという人の柔らかな雰囲気と知的な眼差し。
これが一目惚れなのね。
あたしの心は一瞬で撃ち抜かれた。
「明日の夜、仮入部の部員向けに夜の校庭で天体観測会をするから、それを見てから入部するかどうか決めてもらってかまわないよ」
「はい!」
他の先輩や新入部員、あたしを合わせて五人しかいない小さな部活。
天体観測会はすごくロマンチックで、その場で入部届を提出した。
サボったって何も言われないっしょ。
案内のプリントを頼りに向かった部室は狭くて、部屋の中央に机が五つ頭をくっつけて並べられていた。
壁のボードには所狭しと星空の写真が貼ってある。
窓際に天体望遠鏡がある。
「わー、予想通り地味ー」
部室内を見回しているうちに、男子生徒が一人入ってきた。
背が高くて、穏やかそうな人。
陰キャ要素なんてどこにもなくて、むしろ爽やかの塊。
「初めて見る顔だね。もしかして入部希望かな?」
あたしが持っている校内部活案内パンフレットを見て言う。
ど、どうしよう。
顔が良いだけじゃなくて声まで素敵。
穏やかっていうか、王子様?
「あ、は、はい。とりあえず仮入部かな、って」
「そう。よかった、後輩ができて。僕は星野ソラ。二年一組」
「あたしは……一年二組の篠原芽衣です」
「篠原さんね。みんなもすぐ来ると思うから、空いてるところ好きに座って待ってて」
ふわりと笑って促される。
……かっこいい上に優しい。笑顔も素敵。
星野ソラという人の柔らかな雰囲気と知的な眼差し。
これが一目惚れなのね。
あたしの心は一瞬で撃ち抜かれた。
「明日の夜、仮入部の部員向けに夜の校庭で天体観測会をするから、それを見てから入部するかどうか決めてもらってかまわないよ」
「はい!」
他の先輩や新入部員、あたしを合わせて五人しかいない小さな部活。
天体観測会はすごくロマンチックで、その場で入部届を提出した。



