∞8《インフィニティ・エイト》

 ミラはさっきまでは「おほしさまたくさん!」とはしゃいでいたけれど、しきりに目をこすり、あくびをしている。

「まま、ミラ、ねむい」

「そっか。そしたらパパに、もうお部屋で寝るねって言ってこないとね」

 腕時計を確認すると、もうそろそろ二十二時になろうとしていた。

 三歳でこの時間まで起きているのは、なかなか難しい。

 立ったまま寝てしまいそうだ。

 私はミラにブランケットをかけて抱き上げて、背中をトントンとなでる。

「ソラ。ミラはもう眠いって。先に部屋に戻っているね」

「わかった。僕も片付けが終わったらすぐ行くよ。ミラ、おやすみ」

 ソラは眠そうにしている娘の頭を優しくなでる。

 顔は父親(ソラ)似だけど、性格は私に似てちょっとぼんやりしている。