∞8《インフィニティ・エイト》

「それで、夏美の答えまだ聞いてないよ?」

「うぅ、ループのときのソラは急かすのは良くないって言ってたのに。こんなグイグイ来るようになっちゃって……」

 気持ちが追いつかないよ。

 文句を言うと、ソラは私を持ち上げて自分の膝に座らせた。

 額をコツンと当てて、両手で私の頰を包み込む。
 
「夏美にはハッキリ言わないと伝わらないって、あのときわかったから。誕生日プレゼントは、夏美がいい。結婚して、一生一緒にいて」

 優等生として振る舞うのをやめた素直なソラは、無垢な子どものよう。

 子どもみたいに純粋に笑っているけれど、言葉の中身は愛の告白。

 飾らないプロポーズがストレートに胸を突き刺してきて、私は陥落した。