「ありがとう。……なんか不思議な感じだね。ソラといる今が夢で、本当はまだ八月のループの中だったら、怖いな」
今でもときおり、八月八日をくり返していたあの日の夢を見る。
起きて外を見て、今ちゃんと現実にいることを確認してしまう。
ソラはそっと私の手をとって、指をからめる。
「ちゃんと、ここにいるよ。夏美と暮らしたくて受験頑張ったんだから、なかったことになったら泣いちゃうよ」
「うん」
あたたかい手を握り返して、確かにソラと二人でここにいるんだと実感する。
鍵を開けて中に入ると、ソラの使う部屋は整理整頓されていた。
私が送った荷物も届いていて、私の部屋に置いてある。
コートをラックにかけて、ニャーちゃんクッションを抱きしめる。
二人で暮らすなら十分な広さ。
「ねえ、今日はソラの誕生日だよね。誕生日プレゼント、何がいい? 私にできる範囲でならなんでも用意するよ」
ソラとリクは三月十日生まれ。
卒業シーズン只中だから、誕生日プレゼントと卒業祝いを一緒くたにされがちだ。
今でもときおり、八月八日をくり返していたあの日の夢を見る。
起きて外を見て、今ちゃんと現実にいることを確認してしまう。
ソラはそっと私の手をとって、指をからめる。
「ちゃんと、ここにいるよ。夏美と暮らしたくて受験頑張ったんだから、なかったことになったら泣いちゃうよ」
「うん」
あたたかい手を握り返して、確かにソラと二人でここにいるんだと実感する。
鍵を開けて中に入ると、ソラの使う部屋は整理整頓されていた。
私が送った荷物も届いていて、私の部屋に置いてある。
コートをラックにかけて、ニャーちゃんクッションを抱きしめる。
二人で暮らすなら十分な広さ。
「ねえ、今日はソラの誕生日だよね。誕生日プレゼント、何がいい? 私にできる範囲でならなんでも用意するよ」
ソラとリクは三月十日生まれ。
卒業シーズン只中だから、誕生日プレゼントと卒業祝いを一緒くたにされがちだ。



