飛行機の中では腕時計の針を見ながら、着陸予定時刻を待っていた。
星空の中を銀色の針がぐるりとまわっている。
この時計をつけていたら、新しい高校でみんなに質問攻めにされたんだよなぁ。
明らかに男物の腕時計で、文字盤の裏ブタにはソラの名前が刻印されていたから。
遠恋中の彼氏がいると即日クラス中に広まった。
空の旅を終えて羽田空港の到着ゲートを抜け、スーツケースを転がす。
「夏美。おかえり」
聞き慣れた声。
黒のコートを羽織ったソラが、歩み寄ってきた。
久しぶりに会ったソラは、ほんの少しだけ大人びて見える。
何か期待するように、両手を差しのべる。
「ただいま、ソラ」
星空の中を銀色の針がぐるりとまわっている。
この時計をつけていたら、新しい高校でみんなに質問攻めにされたんだよなぁ。
明らかに男物の腕時計で、文字盤の裏ブタにはソラの名前が刻印されていたから。
遠恋中の彼氏がいると即日クラス中に広まった。
空の旅を終えて羽田空港の到着ゲートを抜け、スーツケースを転がす。
「夏美。おかえり」
聞き慣れた声。
黒のコートを羽織ったソラが、歩み寄ってきた。
久しぶりに会ったソラは、ほんの少しだけ大人びて見える。
何か期待するように、両手を差しのべる。
「ただいま、ソラ」



