ソラは自分がしていた腕時計を外して、そのまま私の手のひらに乗せた。
いつもソラがしている、上品なアナログ時計だ。
ダークブルーの文字盤には銀色の星が散りばめられていて、革ベルトはブラック。
星空の名をそのまま体現していて、ソラによく似合っている。
ソラを見つめると、ソラは笑顔で私の手に手のひらを乗せる。
「この時計、夏美にあげる。向こうで使って」
「で、でも、これはソラが大切にしていた腕時計でしょ? 高校に入ってからいつもつけていたじゃない。おじいちゃんにもらった大切なものなんでしょ?」
「夏美に持っていてほしいんだ。そばにいられない分、お守りに。スマートウォッチだとカンニング対策で取り上げられちゃうけれど、アナログの腕時計なら、学校でも身につけていられるから」
指先で、腕時計の文字盤をそっとなぞる。
メンズブランドの腕時計だから、ベルト部分は大きくて私の手首にはブカブカだ。
でも、確かに持っているだけで安心できるような気がする。
いつもソラがしている、上品なアナログ時計だ。
ダークブルーの文字盤には銀色の星が散りばめられていて、革ベルトはブラック。
星空の名をそのまま体現していて、ソラによく似合っている。
ソラを見つめると、ソラは笑顔で私の手に手のひらを乗せる。
「この時計、夏美にあげる。向こうで使って」
「で、でも、これはソラが大切にしていた腕時計でしょ? 高校に入ってからいつもつけていたじゃない。おじいちゃんにもらった大切なものなんでしょ?」
「夏美に持っていてほしいんだ。そばにいられない分、お守りに。スマートウォッチだとカンニング対策で取り上げられちゃうけれど、アナログの腕時計なら、学校でも身につけていられるから」
指先で、腕時計の文字盤をそっとなぞる。
メンズブランドの腕時計だから、ベルト部分は大きくて私の手首にはブカブカだ。
でも、確かに持っているだけで安心できるような気がする。



