「六回目と七回目、夏美は、ソラの告白を受け入れて付き合っているんだと思った。もう僕の入り込むすきはないのかと思ったら、すごく悔しくて。なんでわざわざ邪魔者の僕を天体観測に誘うんだろうって」
ソラの様子がおかしかったときのことだ。
ループの記憶をなくしているソラは、どんなに真剣にループのことを話しても信じてくれなかった。
"私とリクが付き合っていて、ソラをからかって遊んでいる"と思っていたから、不自然なくらいに私と距離を取ろうとしていた。
私たちは、ずっとすれ違っていた。
「何度もループの中にいて、僕はとても酷なことを言っているって気づいた。自分の気持ちを自覚出来ていない夏美を追い詰めて、僕の望む答えをくれって求めるのは、何よりも夏美を傷つけている」
「そんなこと、ないよ。私は、きっと傷つけるのも傷つくのも嫌で、気づかないようにしてたんだ。私が答えを出せなかったから、何度もソラとリクを傷つけた」



