夜風が吹く。
「……ごめん、篠原さん。君の告白には答えられない。僕が好きなのは、ずっと昔から夏美だけだから。夏美がどんなに遠くに行ったって、気持ちは変わらない」
ソラは芽衣さんにはっきりと告げて、私の手を引いて駆け出した。
私、やっとわかった。
見ないようにしていた胸の中の黒い部分。
ソラが隠していたのと同じような、独占欲、嫉妬、愛。
誰にも渡したくないという欲。
他の何を失っても、絶対に譲れないもの。
「私は、ソラが好き。ずっと一緒にいたい」
神社の裏手の丘。
街の灯りも、祭りの喧騒も届かない。
ホタルと星の灯りだけが頼りの薄暗い場所。
息を切らしながら駆け上がった私は、ソラの手をぎゅっと握りしめたまま、ソラを見つめていた。

「ソラの隣は、誰にも渡したくない。私は、ソラが好き。ソラじゃないと、だめ」
口にした瞬間、胸の奥にあったもやが、一気に晴れていく。
「……ごめん、篠原さん。君の告白には答えられない。僕が好きなのは、ずっと昔から夏美だけだから。夏美がどんなに遠くに行ったって、気持ちは変わらない」
ソラは芽衣さんにはっきりと告げて、私の手を引いて駆け出した。
私、やっとわかった。
見ないようにしていた胸の中の黒い部分。
ソラが隠していたのと同じような、独占欲、嫉妬、愛。
誰にも渡したくないという欲。
他の何を失っても、絶対に譲れないもの。
「私は、ソラが好き。ずっと一緒にいたい」
神社の裏手の丘。
街の灯りも、祭りの喧騒も届かない。
ホタルと星の灯りだけが頼りの薄暗い場所。
息を切らしながら駆け上がった私は、ソラの手をぎゅっと握りしめたまま、ソラを見つめていた。

「ソラの隣は、誰にも渡したくない。私は、ソラが好き。ソラじゃないと、だめ」
口にした瞬間、胸の奥にあったもやが、一気に晴れていく。



