ソラは扉を開け、驚いて目を丸くした。
「え? 夏美? どうしたの、こんな早くに」
昨日の夜の、疑心暗鬼で冷たくなったソラじゃない。
いつものソラだ。
良かった、拒絶されなかった。
ループのことを覚えていなくても、ソラがソラであるだけで、涙が出そう。
「あのね、ソラに話したいことがあって」
「そうだったんだ。ええと、適当に座ってよ」
ソラは慌てて、机にあった赤本を閉じた。
東京大学過去問と大きく書かれたものだ。
「東大、受験するの?」
私が聞くと、リクは観念して過去問を見せてくれる。
ノートに書き込まれた問題は、難しすぎて私には一つも解けそうもない。
要点は蛍光マーカーでラインを引いてあって、フセンが何枚も差し込まれている。
私のシャープペンと色違いの、空色のシャープペンを握り、ソラはページをめくる。
読み込まれた赤本はくたびれていて、どれほどソラが真剣に勉強に取り組んでいるかわかる。
「え? 夏美? どうしたの、こんな早くに」
昨日の夜の、疑心暗鬼で冷たくなったソラじゃない。
いつものソラだ。
良かった、拒絶されなかった。
ループのことを覚えていなくても、ソラがソラであるだけで、涙が出そう。
「あのね、ソラに話したいことがあって」
「そうだったんだ。ええと、適当に座ってよ」
ソラは慌てて、机にあった赤本を閉じた。
東京大学過去問と大きく書かれたものだ。
「東大、受験するの?」
私が聞くと、リクは観念して過去問を見せてくれる。
ノートに書き込まれた問題は、難しすぎて私には一つも解けそうもない。
要点は蛍光マーカーでラインを引いてあって、フセンが何枚も差し込まれている。
私のシャープペンと色違いの、空色のシャープペンを握り、ソラはページをめくる。
読み込まれた赤本はくたびれていて、どれほどソラが真剣に勉強に取り組んでいるかわかる。



