「どういう意味?」
「何度も、この日をやり直してるの。何回眠っても、目が覚めると八月八日が始まってる」
ソラは黙ったまま、じっと私を見つめた。
その視線がどこか冷めているような。
だんだん不安になってきた。
「リクも気づいて、今朝私に連絡をくれたの。私たちは今、七回目の八月八日を過ごしてるって」
「……リクも?」
「うん」
真剣に訴えたけれど、ソラはすぐに目を伏せ、ふっと苦笑する。
「ごめん。正直、信じられない」
「……え?」
「だって、そんな非現実的な話、急に言われても」
まさか、ソラが信じてくれないなんて。
非現実的だなんて言うと思わなかった。
「……前のソラは、ループのこと知ってたよ」
「僕が?」
「うん。最初の頃は、ソラだけがループの記憶を持ってた。だから、ソラはループのことを分かってたはずなんだよ」
ソラの目はどこか疑わしげだった。
「……でも、ここにいる僕にとって、昨日は八月七日だよ。時間がループしているってどうやって証明できる? もしかして、そのループっていうのもリクと夏美の二人で考えたイタズラだったりしない? 僕をからかっているの?」
信じられないという言葉が何度も胸を刺す。
信じてもらおうにも、証拠がない。
ループすると一日の中であったことがすべてリセットされてしまう。
三回目のとき手のひらに負った擦り傷は、四回目の朝消えてしまった。
五回目のループで手帳に書いたメモも、真っ白になっている。
本人が覚えていることでしか、ループを証明できない。
「イタズラじゃない。本当だよ!」
「何度も、この日をやり直してるの。何回眠っても、目が覚めると八月八日が始まってる」
ソラは黙ったまま、じっと私を見つめた。
その視線がどこか冷めているような。
だんだん不安になってきた。
「リクも気づいて、今朝私に連絡をくれたの。私たちは今、七回目の八月八日を過ごしてるって」
「……リクも?」
「うん」
真剣に訴えたけれど、ソラはすぐに目を伏せ、ふっと苦笑する。
「ごめん。正直、信じられない」
「……え?」
「だって、そんな非現実的な話、急に言われても」
まさか、ソラが信じてくれないなんて。
非現実的だなんて言うと思わなかった。
「……前のソラは、ループのこと知ってたよ」
「僕が?」
「うん。最初の頃は、ソラだけがループの記憶を持ってた。だから、ソラはループのことを分かってたはずなんだよ」
ソラの目はどこか疑わしげだった。
「……でも、ここにいる僕にとって、昨日は八月七日だよ。時間がループしているってどうやって証明できる? もしかして、そのループっていうのもリクと夏美の二人で考えたイタズラだったりしない? 僕をからかっているの?」
信じられないという言葉が何度も胸を刺す。
信じてもらおうにも、証拠がない。
ループすると一日の中であったことがすべてリセットされてしまう。
三回目のとき手のひらに負った擦り傷は、四回目の朝消えてしまった。
五回目のループで手帳に書いたメモも、真っ白になっている。
本人が覚えていることでしか、ループを証明できない。
「イタズラじゃない。本当だよ!」



