ある配信者の半生 ー学歴至上主義の両親に捨てられた僕の物語ー

 高校の卒業式を終えて帰宅したとたん、僕は制服を脱がされた。

 代わりに投げつけられたのは、着古したジーンズとクタクタになったパーカー。
 それにロングコートとリュックサック。

 「すぐに着替えろ」

 合否発表の日以降、ずっと両親は口をきいてくれなかった。

 あの日以来、初めての会話がこれだった。

 父さんは黙って、何か書かれた紙と朱肉、ペンを机に置いた。

 そこには

【絶縁状】

 私、神宮寺(じんぐうじ)ユウトは、神宮寺賢太(けんた)、神宮寺美子(よしこ)両名と親子の縁を切ることをここに誓います。
 以後、どのような関係も持ちません。

 と太く大きな文字で印字されていた。