ある配信者の半生 ー学歴至上主義の両親に捨てられた僕の物語ー


 家を追われて六年。

 僕は二十四歳になっていた。

 チャンネル登録者は五十万人を超え、企業案件も受けるようになっていた。

 弊社と共同で旅行ガイドブック作成しませんか? というお声がけもあって、何冊か本も出版した。


 気軽にひとり旅を満喫しよう。というテーマは、おひとりさまが多いこの時代にウケが良かった。

 そんなある日、一本のオファーが舞い込んだ。

 人気バラエティ番組『ドキュメント〜私がここにいる理由〜』への出演依頼だった。

「ぜひ、ユウトさんの原点を、テレビでお話しいただけませんか?」

 全国放送。

 ゴールデンタイム。

 反響は計り知れない。