当て馬の矜持 ー嘘吐きな僕らの協奏曲《コンチェルト》ー

 ピピピ、とベルが鳴って、注文したものを取りに行く。
 席に戻ると、葉月が呆れ顔になった。

「ホットドッグと牛乳、相変わらずだねぇ……」

「牛乳があるから栄養満点だぞ。ジュースとドーナツのひとに言われたくねー」

「私は朝夕家のごはん食べてるし」

「俺だってまかないで定食くってるから」

 なんとも不毛な言い合いだ。

 本来の目的どこいった。