『キョウジがお昼寝するときは、あたし頭ポンポンして歌ってあげるよ』
あたしが言ったら、キョウジは微笑んで約束してくれた。
『じゃあ、華音が眠るときは僕が弾こう』
キョウジは音楽に詳しいんだから、わかってるでしょ。
これは、ベートーヴェンが恋人に贈った愛の歌だってことも。
短いから、コンクールで勝ちたい人が選ぶ曲じゃないってことも。
あたしのために弾いてくれてるんだって、うぬぼれていいのかな。
キョウジも、あたしと同じ気持ちでいてくれるって。
Ich liebe dich
君を愛している。
so wie du mich
君が僕を愛してくれるように。
am Abend und am Morgen
夜も朝も
doch war kein Tag, wo du und ich
nicht teilten unsre Sorgen.
僕らは苦しみを分かち合った
やわらかくて、あたたかくて、胸が痛い。
キョウジの心が、まっすぐ流れ込んでくる。
気づいたら、目の前が濡れて滲んでいた。
あたしが言ったら、キョウジは微笑んで約束してくれた。
『じゃあ、華音が眠るときは僕が弾こう』
キョウジは音楽に詳しいんだから、わかってるでしょ。
これは、ベートーヴェンが恋人に贈った愛の歌だってことも。
短いから、コンクールで勝ちたい人が選ぶ曲じゃないってことも。
あたしのために弾いてくれてるんだって、うぬぼれていいのかな。
キョウジも、あたしと同じ気持ちでいてくれるって。
Ich liebe dich
君を愛している。
so wie du mich
君が僕を愛してくれるように。
am Abend und am Morgen
夜も朝も
doch war kein Tag, wo du und ich
nicht teilten unsre Sorgen.
僕らは苦しみを分かち合った
やわらかくて、あたたかくて、胸が痛い。
キョウジの心が、まっすぐ流れ込んでくる。
気づいたら、目の前が濡れて滲んでいた。



