【調査記録紙片・斉藤獏/玉角歩実】
斉藤獏は目立つことが嫌いなようだった。
常に教室の端で一人で読書やら課題やらをしており、友達と談笑するといった姿は見たことがなかった。
ただ、放課後に一度だけ見かけたことがある。
その時、彼の傍にいたのは、玉角歩実だった。
玉角歩実と斉藤獏は幼馴染らしい。
しかし、よくあるただの幼馴染ではなく、既に気持ちを伝えあった好き同士の恋人だった。
玉角歩実は小柄で気弱そうな見た目に反し、行動には積極性があった。
よく観察していると、はがれかけているポスターをわざわざテープを持ってきてまで直したり、放置されているトイレ清掃中の看板を用具庫に戻したりしていた。どうやら、先の斉藤獏へ告白して付き合うようにいったのも彼女らしかった。特に斉藤獏に関することは暴走しがちで、たまにトラブルを誘発してしまうこともあった。
そして、一度その積極性が裏目に出てしまい、羽山華奈に目をつけられていじめられたことがあった。それもかなり酷いいじめで、自身がいじめられている動画がAIを使って編集され、あたかも自分がいじめられているかのように加工され、SNSに投稿されたのだ。
これは話題を呼び、イジメ撲滅でバズることになった。(のちにAIでの加工が判明して立ち消え)
当然ながら、玉角歩実は羽山華奈を憎んでいた。
『絶対に、復讐してやる』
玉角歩実の裏アカは、たったそれだけが書かれて止まっていた。
わざわざ裏アカウントを作っておきながら投稿がそれだけというのも気になったが、調査を進めていくと玉角歩実はいくつもの裏アカやサブアカを持っており、その中に『テリーちゃん』という名前のものがあった。
予想通り、これは三友真鈴に殺人計画を促し、白谷翔子に脅しをかけたアカウントだった。
理由はおそらく、先の復讐だろう。(三友真鈴は傍観者の一人で、白谷翔子は動画加工をしていた。)
実に、実に、共感できる感情だ。
私も、アイツらを許すことはできない。
必ずこの手で、復讐を完遂してみせる。
だからこそ、カモフラージュとして使えそうだ。
友達に、なってみよう。
斉藤獏は目立つことが嫌いなようだった。
常に教室の端で一人で読書やら課題やらをしており、友達と談笑するといった姿は見たことがなかった。
ただ、放課後に一度だけ見かけたことがある。
その時、彼の傍にいたのは、玉角歩実だった。
玉角歩実と斉藤獏は幼馴染らしい。
しかし、よくあるただの幼馴染ではなく、既に気持ちを伝えあった好き同士の恋人だった。
玉角歩実は小柄で気弱そうな見た目に反し、行動には積極性があった。
よく観察していると、はがれかけているポスターをわざわざテープを持ってきてまで直したり、放置されているトイレ清掃中の看板を用具庫に戻したりしていた。どうやら、先の斉藤獏へ告白して付き合うようにいったのも彼女らしかった。特に斉藤獏に関することは暴走しがちで、たまにトラブルを誘発してしまうこともあった。
そして、一度その積極性が裏目に出てしまい、羽山華奈に目をつけられていじめられたことがあった。それもかなり酷いいじめで、自身がいじめられている動画がAIを使って編集され、あたかも自分がいじめられているかのように加工され、SNSに投稿されたのだ。
これは話題を呼び、イジメ撲滅でバズることになった。(のちにAIでの加工が判明して立ち消え)
当然ながら、玉角歩実は羽山華奈を憎んでいた。
『絶対に、復讐してやる』
玉角歩実の裏アカは、たったそれだけが書かれて止まっていた。
わざわざ裏アカウントを作っておきながら投稿がそれだけというのも気になったが、調査を進めていくと玉角歩実はいくつもの裏アカやサブアカを持っており、その中に『テリーちゃん』という名前のものがあった。
予想通り、これは三友真鈴に殺人計画を促し、白谷翔子に脅しをかけたアカウントだった。
理由はおそらく、先の復讐だろう。(三友真鈴は傍観者の一人で、白谷翔子は動画加工をしていた。)
実に、実に、共感できる感情だ。
私も、アイツらを許すことはできない。
必ずこの手で、復讐を完遂してみせる。
だからこそ、カモフラージュとして使えそうだ。
友達に、なってみよう。



