嘘つき優等生~本音が言えない私を救ってくれたのは、ある秘密を抱えた君でした~

 家に帰って、一息つく。
 今日は、お母さんは出かけている。
 ピコン、という通知音がした。
 スマホを見る。
『突然だけど、四人でどっか遊びに行かない?』
 朝、(そら)くんが言っていたことか、と思った。
『いいね!マリン南モールとかどう?今週の土日なら、どっちも空いてるよ』
 マリン南モールか……。
 私が予想していた通りだった。
『俺、日曜は空いてない』
 予定あったっけ……?
 カレンダーを確認する。
 大丈夫。
 どっちも空いている。
『私は、どっちも空いてるよ』
 当たり障りのない返事をする。
(らく)は〜?』
『俺も空いてる』
『何時集合にする?』
『十時とか?』
 瑠愛(るあ)ちゃんと西壁(にしかべ)くんが、どんどん話を進めていく。
『いいね!実柚(みゆず)ちゃんと(そら)くんは?』
『いいんじゃねえの?』
『うん、良いと思う』
 メールのやり取りは苦手だ。
 表情が見えないから、何を考えているか分からないのが怖い。
『決まりね!また集合場所とか決めようね!おやすみ』