ホテルに戻り、着替えると、大阪の街へ。
「はぁ〜〜。ヘロヘロ〜〜。お腹ぺこぺこちゃん」
商談がんばりすぎた。
そして、ホテルで爆睡。
もうすっかり、遅い時間。
「はうあ! お目当てのお店が閉まってる!
ひゅるりらひゅう」
涙堪えまくって、はるかは別の店を探す。
「串カツ? イカ焼き?
あ! あの、一際さんさんとしたお店!
って、チェーンじゃん! 東京にもあるわッ!」
はるかは、迷路にハマったネズミのようにさまよう。
そして、偶然見つけた<立ち食い・バイキング>の店!
「こういうとこって、おいしいんだよなぁ」
はるかセンサーが言っている。
きょうは、ここへおいで。
後悔はさせね〜ぜ。
店に入ると、おじさま率が高い!
髪のふさふさ具合の様々なおじさまたちが舌鼓を打っている。
「拙者も混ぜておくんなせい!」
脳内で呪文を再生し、注文を済ませると、はるかは光の速度で、ビールをチャージ。
「うんま! この一杯のために生きてきた!」
次は、皿と盆を取り、揚げ物コーナーへ。
「コロッケちゃん、エビフライちゃん。からあげちゃん。
おお〜〜と、ここで登場! 串カツさま!」
一人実況しながら、カウンターに。
「串カツさま、あぁ串カツさま。あなたはどうして、串カツさま?
でも、食べちゃう! うんま!」
ふと、隣りのおじさまを見るとワカメを大盛りで食べていらっしゃる。
なぜ???
そのあとはもう、エンジン全開、パワー全開!
目に入る気になるのものを片っ端から、お皿に取る。
とくに、高そうなものは、バーゲンに群がる主婦も真っ青にかっさらっていく。
見ると、サラダコーナーに奴がいた。
ワカメ!
「ワカメンじゃ、もととれね〜ぜ!」
おじさまごごろと秋の空。
もう隣りのおじさまは。
こんにゃくを大量に盛っている。
なぜ???
「さぁ〜〜て。
お楽しみの、デザート姫! おぉ、苦しゅうない!」
はるかは、ミニケーキ、焼き菓子、プリン、ソフトクリームを平らげる。
そして……。
「く〜〜! 締めのビール、ダ・ブ・ル!」
ホテル帰るとベッドに大の字になる。
なるも。
明日のホテルビュッフェの時間チェックも忘れない。
「ぁぁ、きょうも、いい日だったなぁ!」



