「じゃーん。尊明屋さんの、練り切りでーす!」
「わー!おいしそー」
「でしょ?並んで買ったの」
「お金払うよ。何円だった?」
「いいよー、そんなの。私が、花楓と食べたかっただけだから」
『呪われた妖狐』と疎まれてきた私の、たった一人の友人・鬼田 さやか。
鬼の名家・鬼恩寺家の筆頭分家である鬼田家の長女。
「ありがとね、さやか。じゃあ、お言葉に甘えて……」
さやかとは、本当に小さい頃からの仲だ。
私の、たった一つの居場所。
「……ねえ、花楓。……ちょっと、良いかな?」
「ん?なに?」
「……私、ね……。……結婚、することになったの」
「え……?け、結婚⁉」
突然の報告に、私は呆然とした。
「お母さまが決めた縁談で……。龍神の将軍に嫁ぐことになって……」
「将軍って……。龍王 慎さま?」
「そう。慎さま……。だから、こうやって、頻繁に会うの、ちょっと難しくなる、かも……」
衝撃だった。
「わー!おいしそー」
「でしょ?並んで買ったの」
「お金払うよ。何円だった?」
「いいよー、そんなの。私が、花楓と食べたかっただけだから」
『呪われた妖狐』と疎まれてきた私の、たった一人の友人・鬼田 さやか。
鬼の名家・鬼恩寺家の筆頭分家である鬼田家の長女。
「ありがとね、さやか。じゃあ、お言葉に甘えて……」
さやかとは、本当に小さい頃からの仲だ。
私の、たった一つの居場所。
「……ねえ、花楓。……ちょっと、良いかな?」
「ん?なに?」
「……私、ね……。……結婚、することになったの」
「え……?け、結婚⁉」
突然の報告に、私は呆然とした。
「お母さまが決めた縁談で……。龍神の将軍に嫁ぐことになって……」
「将軍って……。龍王 慎さま?」
「そう。慎さま……。だから、こうやって、頻繁に会うの、ちょっと難しくなる、かも……」
衝撃だった。



