疎まれてきた最強妖狐は、優しすぎる天狗と政略結婚する


「女のくせに――っ」

 私を憎んでいる目。

 何度、その目を向けられたことだろう。

 『呪われた妖狐』と、何度言われただろう。

「璃来(りく)に近づかないで」

 私の大切な弟は、私を嫌っているのかな。

 私には、それを聞く術もない――。