疎まれてきた最強妖狐は、優しすぎる天狗と政略結婚する

「女のくせに――っ」
 私を憎んでいる目。
 何度、その目を向けられたことだろう。
怜雄(れお)は、一族の宝だったのに……っ!お前が触れたせいで、妖術を使えなくなった!許さない……」
 違う……。
 私には、妖力を奪う力なんてない……。
 信じて……。
璃玖(りく)には絶対に触れるなよ……。お前は、『呪われた妖狐』なんだから」