約4ヶ月後。
時は流れ、俺達は3年生になった。
クラス替えがあり、さすがに てもはなの4人はバラバラにされると思っていた。
が、しかし。
まさかの4人とも同じクラスだった。
俺達はとてもびっくりしていて、ファン達は大歓喜だった。
2年生の時にあんなに学校中を騒がせたのに、なぜまたわざわざ4人が同じクラスになれたかというと…。
校長が てもはなのファンだかららしい。校長が「てもはなの4人は同じクラスじゃないと駄目です。離しちゃ駄目なんです!」と言ってくれたようで、鶴の一声で4人はまた同じクラスになれたとのこと。ちなみに校長の推しは律らしい。
掲示板は直希が消してくれた。やっぱり匿名で人の悪口を書いたりデマが流れるのは良くないという事で。ただの暇潰しでなんとなく作ったらしいけど、軽率に作ってしまった事を直希は反省していた。
その代わり、てもはなの公式SNSアカウントを開設した。
公式アカウントでは、4人の写真や動画などを上げている。もちろん たせゆめの写真や動画も たくさん上げている。
フォロワーは同じ学校の生徒や先生達からはもちろん、他校の生徒からもフォローされていて、2000人ぐらいいる。もちろん本物のアイドルさんと比べたら少ないけれど、みんなから愛されている。
てもはなの公式ファンクラブは相変わらず現在。生徒会が運営している。
卒業するまでは、てもはなとしての活動も続ける予定だ。
たまに握手会やツーショット撮影会を開催したり。もちろん無料で。まあ受験とかもあるので、そんなに頻繁には出来ないが…。でも、今年の文化祭も、てもはなで何かしらのイベントは開催する予定。
・
そして、泉斗の件については…。
学年が上がる前に、またばったりトイレで会った時、ちゃんと謝罪してくれた。
その時に泉斗は、
「大聖くんの事が好きだった。あんなに優しいイケメンは初めてだったから。だから大聖くんが欲しかった。『たせゆめ』が騒がれていたのが気に入らなかった」
「ずっと自分の顔がコンプレックスだった。自分は努力してそこそこマシな顔になったけど、夢人くんは努力しなくても元から顔が整っていて、それが羨ましくて、憧れで、許せなかった。だから酷い事をしてしまった。いろいろ言ってしまったけど、本当は夢人くんのお顔になりたかった」
と、言っていた。
大聖にも怒られたらしい。「俺の恋人を傷付けるな」「また夢人を傷付けたら絶対に許さない」と…。
もう大聖とは遊んでおらず、放課後は別の友達と遊んでいるらしい。
泉斗は炎上してたけど、たせゆめカップル爆誕のおかげですぐに炎上は収まって、普通に学校生活を送れているようだ。
俺は泉斗を許した。誰だって間違える事はあるから。まだ17歳なんだから、俺だって間違える事もあるし。
泉斗は今は他校に好きな人が出来たらしく、その人のために見た目も中身も磨き中らしい。
「大聖くんとお幸せに」と、可愛い笑顔で言ってくれた。
泉斗もその好きな人と上手くいくといいな。
・
俺の誕生日の時にしていた約束も果たされた。
“4人で星空花火のライブに行くこと”
アリーナツアーの申し込みを、4人全員で協力して申し込んだ。
俺と律と直希は1公演も当たらず、全滅だった。
けれど、大聖が1公演だけ当ててくれたので、4人で行ける事になった。
大聖しか当たらなかったという事は、めちゃくちゃ人気で倍率が高かったんだろう…。
「ほらみろ!俺が当ててやったぜ!やっぱ俺、持ってるわー!」と言って、大聖はドヤ顔していた。
しかも、席はスタンド席の1列目のめちゃくちゃ見やすい席だった。やっぱり大聖は持っていた。
俺と大聖はもちろん隣に座り、4人で ほしはなのライブを楽しんだ。4人とも、メンバーからファンサまで貰えて最高だった。
学校では俺達は『推される側』だけど、この日の俺達は『推す側』になっていた。
律が1番はしゃいでいて、1番オタクしていた。
ライブが終わった後、会場の外で4人で写真を撮り、てもはなの公式SNSに上げた。
【今日は4人で星空花火さんのライブに行ってきました!大聖が当ててくれた!めちゃくちゃかっこよくて最高でした!また4人で行きたい!】
そんな文章も添えた。
「いやあー!マジで良かった!」
「またツアー行きたいね」
「でも、当たるかな?どんどん人気になってるから、次のツアーはもっと倍率高いかも」
「大丈夫大丈夫!次も大聖が当ててくれるって!」
「おう!任せろ!…って、お前らも頑張って当てろよー!」
元々は俺が誕生日の時にリクエストしたから行く事になったけど、結果的にみんなも楽しんでくれたようで良かった。
「…みんなありがとう、俺が行きたいライブに付き合ってくれて」
俺がそう言うと、3人はきょとんとしていた。
「…え?付き合ったというか、俺らも普通に行きたかっただけだしー!」
「うん。本当に最高だったよ」
「また行こうぜー?絶対また当たるからさー!」
…やっぱり、このメンバー最高だわ…。
俺と大聖が恋人になっても、4人の関係は崩れず、むしろ前より仲良くなっている気がする。
ずーっと仲良しでいたいなあ。
「…うんっ!」
4人で笑い合って、「腹減ったー」「何食べに行くー?」とか言って、ライブ会場を後にしたのだった。
時は流れ、俺達は3年生になった。
クラス替えがあり、さすがに てもはなの4人はバラバラにされると思っていた。
が、しかし。
まさかの4人とも同じクラスだった。
俺達はとてもびっくりしていて、ファン達は大歓喜だった。
2年生の時にあんなに学校中を騒がせたのに、なぜまたわざわざ4人が同じクラスになれたかというと…。
校長が てもはなのファンだかららしい。校長が「てもはなの4人は同じクラスじゃないと駄目です。離しちゃ駄目なんです!」と言ってくれたようで、鶴の一声で4人はまた同じクラスになれたとのこと。ちなみに校長の推しは律らしい。
掲示板は直希が消してくれた。やっぱり匿名で人の悪口を書いたりデマが流れるのは良くないという事で。ただの暇潰しでなんとなく作ったらしいけど、軽率に作ってしまった事を直希は反省していた。
その代わり、てもはなの公式SNSアカウントを開設した。
公式アカウントでは、4人の写真や動画などを上げている。もちろん たせゆめの写真や動画も たくさん上げている。
フォロワーは同じ学校の生徒や先生達からはもちろん、他校の生徒からもフォローされていて、2000人ぐらいいる。もちろん本物のアイドルさんと比べたら少ないけれど、みんなから愛されている。
てもはなの公式ファンクラブは相変わらず現在。生徒会が運営している。
卒業するまでは、てもはなとしての活動も続ける予定だ。
たまに握手会やツーショット撮影会を開催したり。もちろん無料で。まあ受験とかもあるので、そんなに頻繁には出来ないが…。でも、今年の文化祭も、てもはなで何かしらのイベントは開催する予定。
・
そして、泉斗の件については…。
学年が上がる前に、またばったりトイレで会った時、ちゃんと謝罪してくれた。
その時に泉斗は、
「大聖くんの事が好きだった。あんなに優しいイケメンは初めてだったから。だから大聖くんが欲しかった。『たせゆめ』が騒がれていたのが気に入らなかった」
「ずっと自分の顔がコンプレックスだった。自分は努力してそこそこマシな顔になったけど、夢人くんは努力しなくても元から顔が整っていて、それが羨ましくて、憧れで、許せなかった。だから酷い事をしてしまった。いろいろ言ってしまったけど、本当は夢人くんのお顔になりたかった」
と、言っていた。
大聖にも怒られたらしい。「俺の恋人を傷付けるな」「また夢人を傷付けたら絶対に許さない」と…。
もう大聖とは遊んでおらず、放課後は別の友達と遊んでいるらしい。
泉斗は炎上してたけど、たせゆめカップル爆誕のおかげですぐに炎上は収まって、普通に学校生活を送れているようだ。
俺は泉斗を許した。誰だって間違える事はあるから。まだ17歳なんだから、俺だって間違える事もあるし。
泉斗は今は他校に好きな人が出来たらしく、その人のために見た目も中身も磨き中らしい。
「大聖くんとお幸せに」と、可愛い笑顔で言ってくれた。
泉斗もその好きな人と上手くいくといいな。
・
俺の誕生日の時にしていた約束も果たされた。
“4人で星空花火のライブに行くこと”
アリーナツアーの申し込みを、4人全員で協力して申し込んだ。
俺と律と直希は1公演も当たらず、全滅だった。
けれど、大聖が1公演だけ当ててくれたので、4人で行ける事になった。
大聖しか当たらなかったという事は、めちゃくちゃ人気で倍率が高かったんだろう…。
「ほらみろ!俺が当ててやったぜ!やっぱ俺、持ってるわー!」と言って、大聖はドヤ顔していた。
しかも、席はスタンド席の1列目のめちゃくちゃ見やすい席だった。やっぱり大聖は持っていた。
俺と大聖はもちろん隣に座り、4人で ほしはなのライブを楽しんだ。4人とも、メンバーからファンサまで貰えて最高だった。
学校では俺達は『推される側』だけど、この日の俺達は『推す側』になっていた。
律が1番はしゃいでいて、1番オタクしていた。
ライブが終わった後、会場の外で4人で写真を撮り、てもはなの公式SNSに上げた。
【今日は4人で星空花火さんのライブに行ってきました!大聖が当ててくれた!めちゃくちゃかっこよくて最高でした!また4人で行きたい!】
そんな文章も添えた。
「いやあー!マジで良かった!」
「またツアー行きたいね」
「でも、当たるかな?どんどん人気になってるから、次のツアーはもっと倍率高いかも」
「大丈夫大丈夫!次も大聖が当ててくれるって!」
「おう!任せろ!…って、お前らも頑張って当てろよー!」
元々は俺が誕生日の時にリクエストしたから行く事になったけど、結果的にみんなも楽しんでくれたようで良かった。
「…みんなありがとう、俺が行きたいライブに付き合ってくれて」
俺がそう言うと、3人はきょとんとしていた。
「…え?付き合ったというか、俺らも普通に行きたかっただけだしー!」
「うん。本当に最高だったよ」
「また行こうぜー?絶対また当たるからさー!」
…やっぱり、このメンバー最高だわ…。
俺と大聖が恋人になっても、4人の関係は崩れず、むしろ前より仲良くなっている気がする。
ずーっと仲良しでいたいなあ。
「…うんっ!」
4人で笑い合って、「腹減ったー」「何食べに行くー?」とか言って、ライブ会場を後にしたのだった。
