俺達が学校内人気ナンバーワンカプ!?

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修学旅行1日目は、名所巡りみたいな感じ。自由行動ではなく、クラスごとに出席番号順に並んで、いろんな名所を巡るという感じだった。
俺としては、3日目の遊園地が1番楽しみで、名所巡りは そこまで興味がない。でも、出席番号順に並ぶから、俺は直希と前後なので、全然退屈しなかった。

「ねえねえ」
「んー?」
「夢人が今考えてる事、当てていい?」
「ん。当ててみ?」
「“お腹空いたー。早くご飯食べたーい!”でしょ?当たってるっしょ?」
「大当たりです。さすが直希さん。やっぱり幼稚園からずっと一緒なだけあるわー」

律と大聖とは高2からの付き合いだけど、直希は幼稚園からずっと一緒だから、一緒にいて楽なんだよな。

「じゃあー、直希が今考えてる事は、“早く4人で枕投げしたーい!”でしょ?」
「いやいや、枕投げガチ勢は大聖だから。俺は枕投げよりもUNOをやりたいし」
「あー。なるほど。直希の考えてる事、当てれなかったかー」
「俺は当てたのに」
「まあ、たまには外す事もあるさ」

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名所巡りをして、旅館で美味しいご飯も食べて、温泉に入って…。

温泉はクラスごとに入る感じだった。もちろん女子生徒はおらず、全員同じクラスの男子生徒。
前に俺を襲おうとしてきた戸村くんは、ジロジロ見てきたけど、何も危害さえ加えてこなければセーフという事にした。大聖が守ってくれて以降、もう何もしてこないし。まあ、まだ警戒はしているけど…。

温泉から出て、生徒達は各自の部屋に移った。ここからが修学旅行の醍醐味って感じ。修学旅行の夜がなんやかんや1番楽しいと思う。

「ねーねー。お菓子食べる?」

大聖は3人の返事を待たないまま、ビッグサイズのポテトチップスの袋を開けた。

「食べる」
「食べる」
「じゃあ俺が持ってきたやつも食べてよ」
「うぃー。俺よりいっぱい持ってきてんじゃーん。直希ナイスー!」

直希が持ってきてくれたお菓子も開封し、とりあえずお菓子パーティーを開催した。ポテトチップス、チョコレート、せんべい、ポッキー、グミ、その他もろもろ…。いろんな種類のお菓子を口に運ぶ。

「んまい」
「夕飯食べたけどさ、正直まだまだ腹減ってるんだよねー」
「わかる。全然足りなかった」
「美味しかったけどね」
「てか、せんべいうま」

美味しい。甘いのとしょっぱいのを交互に食べる。こんなの無限にいけちゃう。でも、先生にバレたら終わり。

「みんな今日って何時に寝るつもり?」

チョコレートを口に運びながら、律は3人に寝る時間を確認した。

「え?寝ない!寝かせない!今日はみんなでオールだよ!」

大聖がそんな事を言ってくるのは想定内だったから、誰も驚かなかった。
ケラケラと笑いながら、直希が口を開いた。

「そんな事言いながら、大聖が1番先に寝そう」
「いや、1番先に寝るのは絶対 律だな!」
「あー。俺ね、普段は毎日10時に寝てるからね。確かに俺が1番先に寝ちゃうかも。今も既に眠いし」
「え!?律、普段10時に寝てんの!?」
「うん。10時に寝て6時に起きてる」
「おじいちゃんみたいな生活してんじゃん。ウケんだけど」
「でも確かに、夜中に律にメッセージ送っても返ってこないわ。で、朝早くに返事がくるっていうね」
「まじウケる。律、本当に17歳?」
「…いや、実は本当は77歳なんだよねー」
「じゃあこれからは、『律』じゃなくて『おじいちゃん』って呼ぶわ!」
「それは嫌でーす」

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その後、トランプで大富豪、ババ抜き、神経衰弱をやり、UNOを3回やった。負けた人は罰ゲームでモノマネをしたり、一発ギャグをしたりして、とにかく4人でゲラゲラ笑った。途中ですぐるっちが見回りに来た時は、慌てて電気を消して各自の布団に潜った。そういうのも“青春”って感じがして、とても良かった。

ちなみにトランプとUNOで負けて罰ゲームをした回数は、
大聖:3回
直希:2回
俺 :1回
律 :0回
だった。
明日も明後日もやる予定だ。

そして、大聖のご希望通り、枕投げもした。新幹線で話してた通り、『チーム夏生まれ』と『チーム秋生まれ』に分かれて。
そもそも誰も枕投げのルールをわかってなかったけど、とにかく相手チームに枕を投げまくって攻撃した。意外と律が1番はしゃいでいた。4人でボウリングに行った時もそうだったけど、こういう時、律が1番はしゃぐ。
最終的には全員疲れ果てて、勝敗がはっきりしないまま午前3時頃にみんなで寝落ちしたのだった。