「嫌よ!絶対に嫌!柳瀬 泉が相手なんて……」
居間から、お姉さまの声が聞こえた。
「でも、柳瀬家との縁談なんだ。無下にするわけには……」
「じゃあ、莉彩が行けば良いじゃないの。私は絶対に嫌だから!」
お姉さまは、居間を飛び出して、私のほうへとやって来る。
「ねえ、莉彩。アンタ、柳瀬家に嫁いでよ。私の代わりに。良いでしょ?どうせ、"花"を持たないアンタなんて、誰も欲しがらないんだから」
"花"を持たない私には、嫁ぎ先もない。
「良いよね……?」
「…………はい……」
反論なんて、できるはずがない。
"桜"のお姉さまに、反抗なんて、許されないから。
居間から、お姉さまの声が聞こえた。
「でも、柳瀬家との縁談なんだ。無下にするわけには……」
「じゃあ、莉彩が行けば良いじゃないの。私は絶対に嫌だから!」
お姉さまは、居間を飛び出して、私のほうへとやって来る。
「ねえ、莉彩。アンタ、柳瀬家に嫁いでよ。私の代わりに。良いでしょ?どうせ、"花"を持たないアンタなんて、誰も欲しがらないんだから」
"花"を持たない私には、嫁ぎ先もない。
「良いよね……?」
「…………はい……」
反論なんて、できるはずがない。
"桜"のお姉さまに、反抗なんて、許されないから。



