Break beat 02

花子「礼真、持ってろ」

礼真「マイナンバーカード?」

花子「これから仕事することになるが、高確率で職質されるから、いつも身分証明書は持ってろ」

礼真「はい、けど、俺って死んでますよね?」

花子「偽造だ」

マキシ「俺が役場のデータに侵入してちょこちょこーっとね」

礼真「ちょこちょこ…」

マキシ「俺も持ってるよー」

礼真「え?見せて!見たい!」

マキシ「いいよーはい、どーぞ」

礼真「……神山…眞樹志?マキシ?神山?マキシって名字のあったんだ」

マキシ「ないけど、これつくるときに所長がつけてくれた!」

礼真「え?所長が?神の山なんて、すごくかっこよくない?」

花子「マキシは生前、山奥の神社で暮らしていたそうだからな。名字とは名乗る者の来し方を現すべきだ」

礼真「田中花子を名乗ってる人がそれ言うんだ…」

マキシ「それな」

礼真「所長の身分証明書は?」

花子「当然持っている」

礼真「……え?これ?」

マキシ「…所長、鈴木花子になってる」

花子「あぁそれは前のヤツだった」

礼真「前のって…」

マキシ「いや、まじで今の出して!本当に持ってる?この前再発行したよね!」

花子「うるせぇな、携帯している」

数分後

マキシ「鈴木、高橋、山本、伊藤って日本で多い名字の見本かよ!そして、田中だけない!…あっ佐藤って名乗ってときもあったんだ…」

花子「多い順に名乗ってからなー」 
 
マキシ「へぇーレイマも?」  

礼真「俺は偽名じゃないから!普通に佐藤なの!日本で1番多い名字の佐藤礼真ですよ!悪かったなっ!」

マキシ「じゃあさー神山礼真になっちゃう?入籍しちゃう?」

礼真「…え?プっプロポーズ?」

花子「あんまり、赤面するなー表皮に負荷かかる」

マキシ「ま?プロポーズ?」

礼真「……ちがっもういい!もう拾うな!」

マキシ「ごめん!指環ないし、夜景もないし、ロマンチックもないし、所長いるし」

花子「証人になってやってもいいぞー」

礼真「所長まで!もういい!本当にもういいから!」

花子「しかし、礼真、そのバカのプロポーズはどうでもいいが、お前が変えたいなら名字はなんでもいいぞ。神山にするか?」

礼真「……まだ…佐藤でいいです」

マキシ「まっ?(まだ?まだって?)」

花子「それより仕事だ、さっさと行け」

礼真「はーい、マキシ。行こう、マキシ?」

マキシ「指環買いに?」

花子「バカもの」

礼真「バカ…」

ベア吉「っ!!」


See you next beat!