この世には、人の命を脅かすあやかしという超常的な力を揮うものが存在する。
古き時代、人々は彼らを恐れて逃げ惑うばかりだった。しかし神々は人々の行く末を案じ、人とあやかしの間を取り持ち、両者に境界不可侵の協定に応じるよう求めた。それは互いの領域を定めるもので、人は勿論、あやかし側も無尽蔵に人を食い尽くせば、いずれ己の首を絞めると理解し、両者は協定に調印した。
それ以降、人は人の里で、あやかしはあやかしの里で暮らすことになり、殺生はなくなった。
ただし、条件があった。それは、領域を超えて人の領域に侵入するあやかしがあれば、それは神から与えられた力で滅しても良いこと。そして、十年に一度、人はあやかしの命を繋ぐために贄をひとり出すこと。そのふたつだった。
人々は自分たちの命が保障されたことに満足した。そして神から与えられたその力を人は破妖の力を呼び、破妖の力を持つ人は、人々の集落毎に雇われるようになり、人の生活圏を守り続けてきた。そして破妖の人々は、彼らの生活を守る代わりに、里の人から感謝されるようになっていった。
古き時代、人々は彼らを恐れて逃げ惑うばかりだった。しかし神々は人々の行く末を案じ、人とあやかしの間を取り持ち、両者に境界不可侵の協定に応じるよう求めた。それは互いの領域を定めるもので、人は勿論、あやかし側も無尽蔵に人を食い尽くせば、いずれ己の首を絞めると理解し、両者は協定に調印した。
それ以降、人は人の里で、あやかしはあやかしの里で暮らすことになり、殺生はなくなった。
ただし、条件があった。それは、領域を超えて人の領域に侵入するあやかしがあれば、それは神から与えられた力で滅しても良いこと。そして、十年に一度、人はあやかしの命を繋ぐために贄をひとり出すこと。そのふたつだった。
人々は自分たちの命が保障されたことに満足した。そして神から与えられたその力を人は破妖の力を呼び、破妖の力を持つ人は、人々の集落毎に雇われるようになり、人の生活圏を守り続けてきた。そして破妖の人々は、彼らの生活を守る代わりに、里の人から感謝されるようになっていった。



