どうしてもどうしようもない日がある。
世界の時間に流されながら、もやがかった中で何も探していないのに土を掘っているような。そういう時にも私は執筆をする。何も見つからなくても何かを残さねばやってられぬ、という気持ちなのだろうか。ぐるぐるぐるぐる考えながら、脳みそから出たがる言葉を飲み下そうとして、喉から這い上がるものを口から手へ吐き出す。別にすっきりするわけではない。そうやって形になった文章を、ただもう一度、自分から吐き出されたものとして再確認するだけ。執筆を知らなかったときの私は、出たがる言葉にじりじりと喉を焼かれるようだった。喉を焼かれ、潰れる前にこのやり方を知ったのだ。
どろりどろりとした言葉は、びちゃびちゃと白いページに文字として広がっていく。何もない私の悪あがきだ。私が育て描く物語も、私が吐き出し生み出す物語も、どちらもが私の心にぐるぐる捻れながら絡みついている。心の柔らかいところで書く物語も心の固まってしまったところを削りながら書く物語も私そのものだ。
どうしようもない気持ちが消化されるわけではない。しかし、私はこの気持ちのやりようは、このやり方しか知らない。
だから、私は白いページに吐き出すように執筆する。
世界の時間に流されながら、もやがかった中で何も探していないのに土を掘っているような。そういう時にも私は執筆をする。何も見つからなくても何かを残さねばやってられぬ、という気持ちなのだろうか。ぐるぐるぐるぐる考えながら、脳みそから出たがる言葉を飲み下そうとして、喉から這い上がるものを口から手へ吐き出す。別にすっきりするわけではない。そうやって形になった文章を、ただもう一度、自分から吐き出されたものとして再確認するだけ。執筆を知らなかったときの私は、出たがる言葉にじりじりと喉を焼かれるようだった。喉を焼かれ、潰れる前にこのやり方を知ったのだ。
どろりどろりとした言葉は、びちゃびちゃと白いページに文字として広がっていく。何もない私の悪あがきだ。私が育て描く物語も、私が吐き出し生み出す物語も、どちらもが私の心にぐるぐる捻れながら絡みついている。心の柔らかいところで書く物語も心の固まってしまったところを削りながら書く物語も私そのものだ。
どうしようもない気持ちが消化されるわけではない。しかし、私はこの気持ちのやりようは、このやり方しか知らない。
だから、私は白いページに吐き出すように執筆する。



