(やめとけばいいのに。)
その様子を一目見て、思った。それは隣のクラスでの出来事。女の子たちがにぎわっている。
「〇〇ちゃん、あいつのこと好きなんだ!応援するね。」
背の高い女子に、そう言った背の低い女子。妙な気分だ。噂の『あいつ』とやらは、きっと背の低い女子と付き合うだろう、そう思った。私は『あいつ』を知っていた。彼は背の低い方の女子のような顔立ちや雰囲気が好きなのだ。昔から彼を知る私は、なんとなく残酷な気配を感じていた。ただ、そのクラスの盛り上がりを冷ますのも違う気がして、ペットボトルを傾け、口の中で忠告を溶かした。
その後、背の高い女子は『あいつ』に告白して振られることとなる。みんなが励ます中に、背の低い彼女もいた。たまたま隣のクラスに遊びに来ていた私は、少し興味なさそうに、巻き込まれたくなさそうにその様子を見ていた。
卒業式の日。
卒業まで、背の低い彼女は『あいつ』と付き合うことはなかった。私は家につき、卒業という実感もなく、ソファに座る。そこに同じ学校に通う妹が帰ってきた。
「あの子!あの人と一緒に帰ってたよ!今日、告白して付き合ったみたい。」
妹の謎の報告で、私はソファに更に沈んだ。
(ほらね、やめとけばよかったのに)
外側の私の口の中は、溶かした忠告の味がした。
その様子を一目見て、思った。それは隣のクラスでの出来事。女の子たちがにぎわっている。
「〇〇ちゃん、あいつのこと好きなんだ!応援するね。」
背の高い女子に、そう言った背の低い女子。妙な気分だ。噂の『あいつ』とやらは、きっと背の低い女子と付き合うだろう、そう思った。私は『あいつ』を知っていた。彼は背の低い方の女子のような顔立ちや雰囲気が好きなのだ。昔から彼を知る私は、なんとなく残酷な気配を感じていた。ただ、そのクラスの盛り上がりを冷ますのも違う気がして、ペットボトルを傾け、口の中で忠告を溶かした。
その後、背の高い女子は『あいつ』に告白して振られることとなる。みんなが励ます中に、背の低い彼女もいた。たまたま隣のクラスに遊びに来ていた私は、少し興味なさそうに、巻き込まれたくなさそうにその様子を見ていた。
卒業式の日。
卒業まで、背の低い彼女は『あいつ』と付き合うことはなかった。私は家につき、卒業という実感もなく、ソファに座る。そこに同じ学校に通う妹が帰ってきた。
「あの子!あの人と一緒に帰ってたよ!今日、告白して付き合ったみたい。」
妹の謎の報告で、私はソファに更に沈んだ。
(ほらね、やめとけばよかったのに)
外側の私の口の中は、溶かした忠告の味がした。



