「推し」の待ち受け画面をご本人に見られました

今年はゴールデンウィーク初日が月曜日だから、日曜日と合わせて5連休。例年より長い休暇に学校中が沸いている。



「成瀬―GW空いてる?俺たち千葉の遊園地行くんだけど、成瀬も一緒にどうって話してたんだよ!な!一宮(いちみや)、本田!」



勝手に話を進める要の隣からおー!と元気な声が飛んでくる。

いい人そうだけど、あんまり話したことないからなーと考えを巡らせていると、背後に高身長の人の気配がした。



「遥斗。」

「鷲宮…先輩」



高2の教室からどうやって逃げてきたのか、俺の教室に来ていた。



「GW、空けとけよ。」

「あ、はいっ」



それだけ言って鷲宮先輩は早歩きで高2の階に戻って行った。



「そうゆうことだから…ごめん!」



両手を合わせて要たちに謝ると、わーったよ、と残念そうに計画を立て始めた。

 鷲宮先輩との、推し活…最初はどこ行くんだろう

漫画みたいなシチュエーションにドキドキしながらゴールデンウィークの始まりの音を感じていた。