怒涛の文化祭の二日間が終わり、学校はすっかり夏休み前モードになっていた。
ずっと、恋してたんだ。
体育祭のあと、俺は鷲宮先輩に恋をしていたことを自覚してしまった。
でも、俺が鷲宮先輩に恋?鷲宮先輩も俺も男だ。俺が先輩に恋なんて…
が、そんな疑問は一気に吹き飛んでいた。
待ち受けを開くたび、GWに行った水族館でクールなポーズをしている鷲宮先輩が目に映る。
こんなんじゃ、頭から離れないよ…
とは言いつつも、全く頭から話す気のない自分に、好きすぎだろ、とセルフツッコミを入れる…
*
夏休み前の最後の1週間。
鷲宮先輩は学校を休んでいる。
神原の情報によると、風邪をひいたらしい。
夏風邪…心配だな
「成瀬くんって子いるー?」
「あ、はい。俺ですけど…」
呼ばれた方を見ると、見知らぬ生徒がいた。
見た感じ、高2。
なんで先輩が俺の名前知ってるんだ?
少しの恐怖を感じながら要件を尋ねた。
「あの…俺になんの用で…」
「あ、いや、そんな怖がらないで!」
カップルっぽい2人がにこやかに笑った。
あ、なんか優しそうかも。
「律、今風邪ひいてるらしくて、」
律、鷲宮先輩か。
普段聞かないしたの名前を聞いてドキッとした。
「知ってます。」
「あ、そう。そうだよね〜」
まずい、鷲宮推しがちょっと出た。
彼女の方が少し引いている気がする。
ここは、オタクを隠さないと。
恋とかオタクとか自分でも訳わかんないくらいごちゃごちゃ頭の中に混在する。
「俺たち鷲宮と同じクラスなんだけど、夏休みの宿題とか、プリントとか届けてって言われてて」
彼氏の方が事情を説明した。
それで、わざわざなんで俺のところに?
「成瀬くん、これ、お願いしてもい?住所ここに書いてあるから!」
「………はい?」
いや、鷲宮先輩の家に俺が届ける?
そこはお二人が行けばいいのでは…同じクラスなんだし。
突然鷲宮先輩推しを知られている俺が家に行ったら何しに来たんだ、とか思われるんですけど。
「私たち、今日用事あってさ、どうしても!てことで、お願いできる?」
用事て、絶対デートですよね…
口走りそうになった言葉を飲み込んで鷲宮先輩の荷物を受け取った。
2人はありがとー、と手を振って仲良く手を繋いで帰って行った。
先輩の家に…
その一言だけで胸が高鳴ってしまうのは、やっぱり恋をしているからなのか。
体育祭から全然話せてないしLEINもできていなくて気まづい鷲宮先輩の家に突然行ったら先輩いやだよなー。
第一、柊さんのことが好きかもしれないのに。
自分で思ったことに傷つきかける。
俺、もう相当…
次々浮かぶ恋煩いの考えを祓うように頭を振って、さっき受け取った鷲宮先輩のプリント類をスクールバッグに詰めた。
ずっと、恋してたんだ。
体育祭のあと、俺は鷲宮先輩に恋をしていたことを自覚してしまった。
でも、俺が鷲宮先輩に恋?鷲宮先輩も俺も男だ。俺が先輩に恋なんて…
が、そんな疑問は一気に吹き飛んでいた。
待ち受けを開くたび、GWに行った水族館でクールなポーズをしている鷲宮先輩が目に映る。
こんなんじゃ、頭から離れないよ…
とは言いつつも、全く頭から話す気のない自分に、好きすぎだろ、とセルフツッコミを入れる…
*
夏休み前の最後の1週間。
鷲宮先輩は学校を休んでいる。
神原の情報によると、風邪をひいたらしい。
夏風邪…心配だな
「成瀬くんって子いるー?」
「あ、はい。俺ですけど…」
呼ばれた方を見ると、見知らぬ生徒がいた。
見た感じ、高2。
なんで先輩が俺の名前知ってるんだ?
少しの恐怖を感じながら要件を尋ねた。
「あの…俺になんの用で…」
「あ、いや、そんな怖がらないで!」
カップルっぽい2人がにこやかに笑った。
あ、なんか優しそうかも。
「律、今風邪ひいてるらしくて、」
律、鷲宮先輩か。
普段聞かないしたの名前を聞いてドキッとした。
「知ってます。」
「あ、そう。そうだよね〜」
まずい、鷲宮推しがちょっと出た。
彼女の方が少し引いている気がする。
ここは、オタクを隠さないと。
恋とかオタクとか自分でも訳わかんないくらいごちゃごちゃ頭の中に混在する。
「俺たち鷲宮と同じクラスなんだけど、夏休みの宿題とか、プリントとか届けてって言われてて」
彼氏の方が事情を説明した。
それで、わざわざなんで俺のところに?
「成瀬くん、これ、お願いしてもい?住所ここに書いてあるから!」
「………はい?」
いや、鷲宮先輩の家に俺が届ける?
そこはお二人が行けばいいのでは…同じクラスなんだし。
突然鷲宮先輩推しを知られている俺が家に行ったら何しに来たんだ、とか思われるんですけど。
「私たち、今日用事あってさ、どうしても!てことで、お願いできる?」
用事て、絶対デートですよね…
口走りそうになった言葉を飲み込んで鷲宮先輩の荷物を受け取った。
2人はありがとー、と手を振って仲良く手を繋いで帰って行った。
先輩の家に…
その一言だけで胸が高鳴ってしまうのは、やっぱり恋をしているからなのか。
体育祭から全然話せてないしLEINもできていなくて気まづい鷲宮先輩の家に突然行ったら先輩いやだよなー。
第一、柊さんのことが好きかもしれないのに。
自分で思ったことに傷つきかける。
俺、もう相当…
次々浮かぶ恋煩いの考えを祓うように頭を振って、さっき受け取った鷲宮先輩のプリント類をスクールバッグに詰めた。

