「推し」の待ち受け画面をご本人に見られました

白い天井、カーテン、消毒の匂い。あ、保健室だ。



あれ、今、文化祭じゃなかったっけ?



「起きた?2年生の鷲宮くんが連れてきてくれたわよ。 2人とも顔真っ赤で。熱中症かな。文化祭、夏にしたのやっぱり間違いよねー私は反対したのよ〜」


保健室の先生が記録をつけながら言った。



文化祭、柊さん、ロッカー………



「はっ」

「どうしたの?また具合悪くなっちゃった?」

「…なんでも、無いです…」


たった数分前の出来事を思い出してまた熱くなり、保健室の布団を頭から被った。



なんだったんだよ…さっきの…



夏、ロッカーの中で口を塞がれながら隠れていた俺は熱中症気味か酸欠かで倒れたらしい。



こんな顔じゃ戻れないな。



鏡を見たら、俺の顔は思いのほか真っ赤で、しっかり熱中症だった。


先輩との時間を思い出しながら文化祭1日目の残りの時間を保健室で過ごした。