*
「あの、すみません。ラトレ村に移住したいんだけど」
「受付はこちらですか?」
「はい。ちょっとお待ちください!」
前回の放送を終えた後、ラトレ村の入口には、押し寄せる移住希望者たちの長蛇の列ができていた。
そのほとんどが、ルージュ王国の王都からの移住者だ。
「移住希望者は、こちらにお並びください!」
「最後尾は、こちらになります!」
私とアリスが続けてそう言うと、わっとその場が沸き立った。
村の入り口に殺到する人たちへの受付対応をする毎日。
私たちはその対応に追われながらも、並行してラトレ村の開拓と精霊さんたちの国造りを進めていく。
だが、ミモザ帝国、魔王軍、ギルドという、大きな後ろ盾を得ているとはいえ、さすがに私たちだけでは分が悪い。
住む場所は限られているし、施設もまだ、不十分だ。
歓迎会の準備も相まって、作業が追いつかないのだ。
警護依頼を受けてくれた冒険者さんたちも協力してくれたけれど、なかなかはかどらない。
そんな私たちのもとに、新たな希望の光が舞い降りた。
「皆様。私たちも協力させてください!」
ラトレ村にやってきた元使者さんとその家族が、移住希望者をまとめる役をかって出てくれたのだ。
前回の放送の後、精霊さんたちの力を駆使して、ルージュ王国の追っ手が来る前に、彼の家族を空間転移ばりの速度で救出した。
そのお礼を兼ねての進言みたい。
「改めて、敵であるはずの私たちをお救いくださり、ありがとうございました。このご恩は決して忘れません。これから精一杯、努力して、村の発展に貢献させていただきます!」
元使者さんの辺境伯のもとで培った仕事の有能ぷりは、ラトレ村に来てからも健在だった。
彼は設計図をもとに、区画ごとに的確に分けたり、設備の拡張を行っていく。
新たなセカンドライフを送る彼は、とても生き生きして楽しそうだ。
住居、酒場、ギルド、大浴場など。
元使者さんの手腕で、次々と新たな施設が完成していった。
住む場所が確保するまでは、新たな移住希望者さんたちには、ラトレ村の入口付近にある、大きな宿に滞在してもらうことになっている。
そのおかげもあって、ラトレ村は順調に大きな町へと変貌していった。
忙しい日々は、あっという間に過ぎていきーー。
そして世界中が注目する中、ついに迎えた、『歓迎会当日』。
開催まで時間がかかってしまったけれど、その分、豪華にするつもりだ。
広場には、様々な屋台が立ち並び、その奥では花火の精霊さんが打ち上げ花火を上げることになっている。
「あの、すみません。ラトレ村に移住したいんだけど」
「受付はこちらですか?」
「はい。ちょっとお待ちください!」
前回の放送を終えた後、ラトレ村の入口には、押し寄せる移住希望者たちの長蛇の列ができていた。
そのほとんどが、ルージュ王国の王都からの移住者だ。
「移住希望者は、こちらにお並びください!」
「最後尾は、こちらになります!」
私とアリスが続けてそう言うと、わっとその場が沸き立った。
村の入り口に殺到する人たちへの受付対応をする毎日。
私たちはその対応に追われながらも、並行してラトレ村の開拓と精霊さんたちの国造りを進めていく。
だが、ミモザ帝国、魔王軍、ギルドという、大きな後ろ盾を得ているとはいえ、さすがに私たちだけでは分が悪い。
住む場所は限られているし、施設もまだ、不十分だ。
歓迎会の準備も相まって、作業が追いつかないのだ。
警護依頼を受けてくれた冒険者さんたちも協力してくれたけれど、なかなかはかどらない。
そんな私たちのもとに、新たな希望の光が舞い降りた。
「皆様。私たちも協力させてください!」
ラトレ村にやってきた元使者さんとその家族が、移住希望者をまとめる役をかって出てくれたのだ。
前回の放送の後、精霊さんたちの力を駆使して、ルージュ王国の追っ手が来る前に、彼の家族を空間転移ばりの速度で救出した。
そのお礼を兼ねての進言みたい。
「改めて、敵であるはずの私たちをお救いくださり、ありがとうございました。このご恩は決して忘れません。これから精一杯、努力して、村の発展に貢献させていただきます!」
元使者さんの辺境伯のもとで培った仕事の有能ぷりは、ラトレ村に来てからも健在だった。
彼は設計図をもとに、区画ごとに的確に分けたり、設備の拡張を行っていく。
新たなセカンドライフを送る彼は、とても生き生きして楽しそうだ。
住居、酒場、ギルド、大浴場など。
元使者さんの手腕で、次々と新たな施設が完成していった。
住む場所が確保するまでは、新たな移住希望者さんたちには、ラトレ村の入口付近にある、大きな宿に滞在してもらうことになっている。
そのおかげもあって、ラトレ村は順調に大きな町へと変貌していった。
忙しい日々は、あっという間に過ぎていきーー。
そして世界中が注目する中、ついに迎えた、『歓迎会当日』。
開催まで時間がかかってしまったけれど、その分、豪華にするつもりだ。
広場には、様々な屋台が立ち並び、その奥では花火の精霊さんが打ち上げ花火を上げることになっている。



