『本日は、このような機会を設けてくださり、ありがとうございます』
『お三方にお会いできて嬉しいです』
言葉にできない想いを抱き止めるように、マリン様とリラ様は微笑んだ。
『星を司る大精霊、アウリス・クロエ様。聖女アウリス・リネット様。あなた方はやはり、私たちに似ていますね』
マリン様の気持ちに、私とアリスはシンパシーを感じる。
私たちも同じだ。
マリン様とリラ様は、私たちとどこか似ている雰囲気を感じていた。
だから、お二人を初めて見た時から、少しずつ惹かれていた。
私たちはきっと、分かたれた別の私たちに、前世の自分の面影を重ねてしまっている。
『実際に、お会いできて幸せです』
『これも、テレビの精霊様のおかげですね』
マリン様とリラ様の屈託のない笑顔を見ていると、私とアリスが抱いている気持ちと同じものが、二人の中にもあるのだと悲しいくらい分かった。
今は名前が違っていても、やっぱり、彼女たちも、私たちと同じ前世を持つ『アウリス』だと。
『テレビの精霊さんを通じて、初めてラトレ村を拝見しましたが、住民の皆様が笑顔でとても良い村だと感じました』
『ええ。一目見て、素敵な村だと確信いたしましたわ』
「ありがとうございます」
マリン様とリラ様からの嬉しい言葉。
心が壊れそうなほど、音を立てて脈打っているのを感じながら私たちも同意する。
『……すべての事情は、勇者リスアから伺いました』
リラ様は深刻な面持ちで告げる。
ルージュ王国における、精霊さんたちの実情。
内心、気が気ではなかったのは、マリン様とリラ様も同じだったみたいだ。
『本来なら、精霊様は崇められる存在なのに、酷使するなど許されません』
『精霊様をお守りすることが最優先事項です。精霊様たちの国造り、せいいっぱい、力を尽くさせていただきます』
「お心遣い、感謝いたします」
そううなずいたアリスの瞳に、喜びの輝きが宿る。
こういう事象に置かれて、一人ではないということは、とても心強いもの。
それが同じ前世を持つ人物なら、なおさらだ。
私たちには、精霊さんたちのためにやらなくてはならないことがある。
今回のチャンスを生かすも殺すも、私たちの手腕にかかっているのだ。
精霊さんたちのための国造り。
そのための機会が、ようやく訪れたんだ。
すべてが終わった時、精霊さんたちの境遇が少しでも良いものに変わることを祈りながら。
私たち『アウリス』はそっと見つめ合い、同じ想いを重ねて微笑んだ。
再び、再会した私たちーー。
まるで、特別な世界に迷い込んだような心地になる。
やがて、気持ちを切り替えるように、マリン様は明るい話題を振った。
『お三方にお会いできて嬉しいです』
言葉にできない想いを抱き止めるように、マリン様とリラ様は微笑んだ。
『星を司る大精霊、アウリス・クロエ様。聖女アウリス・リネット様。あなた方はやはり、私たちに似ていますね』
マリン様の気持ちに、私とアリスはシンパシーを感じる。
私たちも同じだ。
マリン様とリラ様は、私たちとどこか似ている雰囲気を感じていた。
だから、お二人を初めて見た時から、少しずつ惹かれていた。
私たちはきっと、分かたれた別の私たちに、前世の自分の面影を重ねてしまっている。
『実際に、お会いできて幸せです』
『これも、テレビの精霊様のおかげですね』
マリン様とリラ様の屈託のない笑顔を見ていると、私とアリスが抱いている気持ちと同じものが、二人の中にもあるのだと悲しいくらい分かった。
今は名前が違っていても、やっぱり、彼女たちも、私たちと同じ前世を持つ『アウリス』だと。
『テレビの精霊さんを通じて、初めてラトレ村を拝見しましたが、住民の皆様が笑顔でとても良い村だと感じました』
『ええ。一目見て、素敵な村だと確信いたしましたわ』
「ありがとうございます」
マリン様とリラ様からの嬉しい言葉。
心が壊れそうなほど、音を立てて脈打っているのを感じながら私たちも同意する。
『……すべての事情は、勇者リスアから伺いました』
リラ様は深刻な面持ちで告げる。
ルージュ王国における、精霊さんたちの実情。
内心、気が気ではなかったのは、マリン様とリラ様も同じだったみたいだ。
『本来なら、精霊様は崇められる存在なのに、酷使するなど許されません』
『精霊様をお守りすることが最優先事項です。精霊様たちの国造り、せいいっぱい、力を尽くさせていただきます』
「お心遣い、感謝いたします」
そううなずいたアリスの瞳に、喜びの輝きが宿る。
こういう事象に置かれて、一人ではないということは、とても心強いもの。
それが同じ前世を持つ人物なら、なおさらだ。
私たちには、精霊さんたちのためにやらなくてはならないことがある。
今回のチャンスを生かすも殺すも、私たちの手腕にかかっているのだ。
精霊さんたちのための国造り。
そのための機会が、ようやく訪れたんだ。
すべてが終わった時、精霊さんたちの境遇が少しでも良いものに変わることを祈りながら。
私たち『アウリス』はそっと見つめ合い、同じ想いを重ねて微笑んだ。
再び、再会した私たちーー。
まるで、特別な世界に迷い込んだような心地になる。
やがて、気持ちを切り替えるように、マリン様は明るい話題を振った。



