「はい。冒険者ギルドに、ラトレ村の警護依頼を出せば、毎回違う冒険者たちが村を訪れます。村を守れる上に、村の存在を知ってもらうことができます。一石二鳥だと思うのですが」
「それ、いいわね!」
その発案に、私は意気揚々と声を弾ませた。
心に、ぱあっと一条の光が差し込む。
冒険者ギルドに依頼する。
この方法は確かに、勝算があるかもしれない。
つまり、この村に訪れた冒険者さんたちがまた、警護したくなるような『魅力』を提供できればいいわけだ。
大盛況を博したスペシャルイベント。
そして、精霊さんたちの加護と日本の料理が、その動機になってくれたらいいなと思う。
「よし、この調子でもっともっとアピールして、村にたくさんの人たちが来訪してもらえるように頑張るわ! そして、冒険者ギルドに、村の警護依頼を出さなくちゃ!」
「その意気だわ。冒険者ギルドへの依頼、楽しみね!」
張り切って、村の経営に励む私とアリスだった。
『星を司る大精霊、アウリス・クロエ様。聖女アウリス・リネット様。サフラン様。ミモザ帝国の第一王女殿下と第ニ王女殿下からご通達がありました』
その時、テレビの精霊さんが会話に入ってくる。
『ぜひとも、精霊たちの国のために、力を尽くしたいと。ただ一度、オンライン通話で、そのことについて会談をしたいと申しております』
「分かったわ」
ミモザ帝国の双子姫ーー第一王女マリン殿下と第ニ王女リラ殿下との初対面に緊張が走る。
凝縮する私たちをよそに、テレビの精霊さんは満足そうに画像を映した。
『星を司る大精霊、アウリス・クロエ様。聖女アウリス・リネット様。サフラン・フォーラム様。初めまして、ミモザ帝国の第一王女マリン・ゼナート・ミモザでございます』
『ミモザ帝国の第ニ王女リラ・ゼナート・ミモザでございます。私たちはどちらも、アウリ様たちと同じ「アウリス」です。今回、勇者リスアからお話を伺い、オンライン通話の会談をさせていただきました』
神々しさを感じさせる、絹のように滑らかな銀色の髪を持ち、金色の瞳は宝石のように輝いている双子姫。
テレビ画面の向こうで、第一王女マリン殿下と第ニ王女リラ殿下が華麗に一礼した。
「マリン様、リラ様。星を司る大精霊、アウリス・クロエです。ご尊顔を拝見できたこと、光栄に存じます」
「ルージュ王国で聖女を務めておりました、アウリス・リネットでございます」
「サフラン・フォーラムです」
裾をつかんで一礼した私に次いで、アリスとサフランくんがお辞儀する。
アリスたちは、マリン様とリラ様を見て、少し驚いているみたいだった。
二人の驚きは、私にも分かる。
マリン様とリラ様はそっくりだ。
声が、容姿が、さりげない仕草が、穏やかな性格が。
二人を構成する要素、すべてがどうしようもなく、苦しいくらいに似すぎている。
すべてが瓜二つだと言ってもいいほどだった。
「それ、いいわね!」
その発案に、私は意気揚々と声を弾ませた。
心に、ぱあっと一条の光が差し込む。
冒険者ギルドに依頼する。
この方法は確かに、勝算があるかもしれない。
つまり、この村に訪れた冒険者さんたちがまた、警護したくなるような『魅力』を提供できればいいわけだ。
大盛況を博したスペシャルイベント。
そして、精霊さんたちの加護と日本の料理が、その動機になってくれたらいいなと思う。
「よし、この調子でもっともっとアピールして、村にたくさんの人たちが来訪してもらえるように頑張るわ! そして、冒険者ギルドに、村の警護依頼を出さなくちゃ!」
「その意気だわ。冒険者ギルドへの依頼、楽しみね!」
張り切って、村の経営に励む私とアリスだった。
『星を司る大精霊、アウリス・クロエ様。聖女アウリス・リネット様。サフラン様。ミモザ帝国の第一王女殿下と第ニ王女殿下からご通達がありました』
その時、テレビの精霊さんが会話に入ってくる。
『ぜひとも、精霊たちの国のために、力を尽くしたいと。ただ一度、オンライン通話で、そのことについて会談をしたいと申しております』
「分かったわ」
ミモザ帝国の双子姫ーー第一王女マリン殿下と第ニ王女リラ殿下との初対面に緊張が走る。
凝縮する私たちをよそに、テレビの精霊さんは満足そうに画像を映した。
『星を司る大精霊、アウリス・クロエ様。聖女アウリス・リネット様。サフラン・フォーラム様。初めまして、ミモザ帝国の第一王女マリン・ゼナート・ミモザでございます』
『ミモザ帝国の第ニ王女リラ・ゼナート・ミモザでございます。私たちはどちらも、アウリ様たちと同じ「アウリス」です。今回、勇者リスアからお話を伺い、オンライン通話の会談をさせていただきました』
神々しさを感じさせる、絹のように滑らかな銀色の髪を持ち、金色の瞳は宝石のように輝いている双子姫。
テレビ画面の向こうで、第一王女マリン殿下と第ニ王女リラ殿下が華麗に一礼した。
「マリン様、リラ様。星を司る大精霊、アウリス・クロエです。ご尊顔を拝見できたこと、光栄に存じます」
「ルージュ王国で聖女を務めておりました、アウリス・リネットでございます」
「サフラン・フォーラムです」
裾をつかんで一礼した私に次いで、アリスとサフランくんがお辞儀する。
アリスたちは、マリン様とリラ様を見て、少し驚いているみたいだった。
二人の驚きは、私にも分かる。
マリン様とリラ様はそっくりだ。
声が、容姿が、さりげない仕草が、穏やかな性格が。
二人を構成する要素、すべてがどうしようもなく、苦しいくらいに似すぎている。
すべてが瓜二つだと言ってもいいほどだった。



