転生したら、女神様の凡ミスに遭いました

テレビの精霊さんが認めるほどの優れた逸材。
これだけの腕を持ちながら、ルージュ王国の魔道具師ギルドでは不憫な扱いを受けていた。
恐らく、優秀だったから、妬まれていたのだろう。
ルージュ王国の魔道具師ギルドって、本当に見る目なさすぎる。
悶々としつつも、テレビ番組制作に話は戻る。

「これで、魔道テレビの試作機の準備は万端。よし、量産したら、いよいよ、テレビ番組の収録の準備に入るわよ!」
「さあ、ここから他の作業も仕上げね。放送するって言った手前、最後まで気を抜けないわ!」

私とアリスはぐっと握りこぶしを作って、気合いを入れる。
テレビ番組の放送が終わるまでは気を抜けない。
とはいえ、みんながそろえば百人力だ。
勇者リスアたちの協力を得て、量産した魔道テレビを各地に配置した後。
私たちは満を持って、異世界『アルトクラン』、初のテレビ番組を放送することになったのだ。