「ねえ。この光を、小さな箱の中に映し出せるとしたら……興味ある?」
「えっ……?」
とんでもない提案を持ちかけられて、サフランくんが唖然としていると。
「サフランくん、アリスちゃん、今のは何だい?」
「すごく綺麗だったよね」
近くにいた村の人たちが、好奇心を隠しきれない顔で聞いてくる。
「みんな、紹介するわね。わたしと契約した、星を司る大精霊、アウリス・クロエ。今のは、彼女の力によるものなの」
アリスが前に出て、かいつまんで説明した、その瞬間――。
「ええええ!?」
「大精霊様!?」
村の人たちはみんな、仰天して大声を出す。
「アリスちゃんが、大精霊様と契約!?」
離れた場所でも、混乱が起こっている。
「大精霊って、そんなにすごい存在なのかしら?」
『も……もちろんです』
私は唖然とする。
そんな中、近くを飛んでいた風の妖精シルフさんが教えてくれた。
『少なくとも、この村では、精霊はとても貴重で尊い存在なのです』
「えっ……? そうなの?」
目を丸くしているシルフさんから、素敵な情報を聞いた。
この村、精霊がいないらしい。
以前はいたけれど、別の場所に移動してしまったというのだ。
妖精ーー。
その力のカケラは火や水、風や土といった自然に宿ることもあれば、感情や記憶など、目に見えないものに宿ることもあるらしい。
そのため、妖精の種類は様々で、姿や性質も妖精によって異なる。
人にいたずらしてこっそり反応を楽しむ愉快な妖精もいれば、静かに寄り添って見守るだけの妖精もいる。
そんな妖精の上位が『精霊』だ。
さらに、その上位が『大精霊』である。
だが、大精霊は希少で、高位の存在と言われていた。
この世界に、ほとんどいないと噂される幻の存在。
だから、みんな、私のことを歓迎ムードなのだろう。
そんな大精霊の私と契約したということで、アリスは注目の的になっているみたい。
これなら、精霊の力を使って、食堂を宣言しても変に思われないかも。
大精霊の加護がある村。
そう銘打って、多くの人たちを村に呼び込めば、必然的にアリスの実家の食堂も、以前のように繁盛するだろう。
花火も好評だったし、幸先は良さそうだ。
(これなら、きっと良い方向におさまるわね)
アリスたちの交流を見て、私はしみじみと感じた。
「ねえ、みんな。アウリは訳あって、働き口と住む場所を探しているんだけど、どこかお願いできないかな?」
「働き口か。そうは言っても、この村で働ける場所は限られているからな」
アリスの問いかけに、村のみんなの反応はとぼしかった。
「えっ……?」
とんでもない提案を持ちかけられて、サフランくんが唖然としていると。
「サフランくん、アリスちゃん、今のは何だい?」
「すごく綺麗だったよね」
近くにいた村の人たちが、好奇心を隠しきれない顔で聞いてくる。
「みんな、紹介するわね。わたしと契約した、星を司る大精霊、アウリス・クロエ。今のは、彼女の力によるものなの」
アリスが前に出て、かいつまんで説明した、その瞬間――。
「ええええ!?」
「大精霊様!?」
村の人たちはみんな、仰天して大声を出す。
「アリスちゃんが、大精霊様と契約!?」
離れた場所でも、混乱が起こっている。
「大精霊って、そんなにすごい存在なのかしら?」
『も……もちろんです』
私は唖然とする。
そんな中、近くを飛んでいた風の妖精シルフさんが教えてくれた。
『少なくとも、この村では、精霊はとても貴重で尊い存在なのです』
「えっ……? そうなの?」
目を丸くしているシルフさんから、素敵な情報を聞いた。
この村、精霊がいないらしい。
以前はいたけれど、別の場所に移動してしまったというのだ。
妖精ーー。
その力のカケラは火や水、風や土といった自然に宿ることもあれば、感情や記憶など、目に見えないものに宿ることもあるらしい。
そのため、妖精の種類は様々で、姿や性質も妖精によって異なる。
人にいたずらしてこっそり反応を楽しむ愉快な妖精もいれば、静かに寄り添って見守るだけの妖精もいる。
そんな妖精の上位が『精霊』だ。
さらに、その上位が『大精霊』である。
だが、大精霊は希少で、高位の存在と言われていた。
この世界に、ほとんどいないと噂される幻の存在。
だから、みんな、私のことを歓迎ムードなのだろう。
そんな大精霊の私と契約したということで、アリスは注目の的になっているみたい。
これなら、精霊の力を使って、食堂を宣言しても変に思われないかも。
大精霊の加護がある村。
そう銘打って、多くの人たちを村に呼び込めば、必然的にアリスの実家の食堂も、以前のように繁盛するだろう。
花火も好評だったし、幸先は良さそうだ。
(これなら、きっと良い方向におさまるわね)
アリスたちの交流を見て、私はしみじみと感じた。
「ねえ、みんな。アウリは訳あって、働き口と住む場所を探しているんだけど、どこかお願いできないかな?」
「働き口か。そうは言っても、この村で働ける場所は限られているからな」
アリスの問いかけに、村のみんなの反応はとぼしかった。



