生徒会長と秘密の契約


なるほど……。

「それなら生徒会の方は俺がやるから、クラスの方に顔を出してくるといい」
「えっ、いいんですか?」

今手が空いている人は俺くらいしかいない。
そうなったら出ていくしかないだろう。

「ああ、もちろんだ」
「すみません、会長も忙しいのに……」

その子は申し訳なさそうに、衣装の入った紙袋を俺に手渡した。

「クラスの方終わったらすぐに戻って来ますので〜!」

彼女は頭を下げると、生徒会カフェを後にした。

さっそく着替えるか……。
想像以上に賑わっているため、売り場に出る人はもう1人いた方がいいだろう。

俺はすぐ隣にある生徒会室の中に入っていった。
中に入り、渡された紙袋の中身を取り出す。

「え……」

てっきりキャラクターの衣装だと思っていたけれど、その子が持っていたのはメイド服であった。

な、なんだこれは……!
なんでよりよってメイド服なんだよ……泣。

待って、これ俺着れるか?
サイズも問題だが……どう考えても周りの目を汚すとしか思えない。