学校でも、元々内気なこともあってか、友達と話すことが出来ず……中学に入る頃にはクラスの人たちにのけ者にされるようになった。
『打ち上げ?いやいや、あんな真面目くん誘っても勉強しだしちゃうでしょ?』
『アハハ、確かに~』
寂しさを埋める勉強はいつの間にか、俺が壁を作るきっかけになっていて、誰も側に来てくれることは無かった。
それから、さらに自信をなくして……。
そのうちに自分の居場所はどこにもないんじゃないかと思うようになっていた。
生きているのに、誰も俺を見てくれない。
消えてるみたいな扱い。
俺の居場所。
俺を必要としてくれる人ってどこにいるんだろう。
はは……っ。 考えても出てこない。
きっと俺が今、この世界から消えたとしても誰もなにも変わらない生活を送るんだろうな。
『今日の面談だが、吉永のお家は両親が来られないそうだ』
『そうですか……』
担任の先生にそう言われた時、自分には気づかないほどに限界が来ていたのだろう。
『吉永……』
先生はそんな俺を見て、どうかしたのか?と尋ねると優しく話を聞いてくれた。
『なるほどな……辛かったな』
そして担任の先生はこんなことを言ってくれた。
『じゃあこんなのはどうだ?』
担任の先生が提案してくれたのは生徒会長という役割につく、ということだった。
『生徒会長……?』


