──ドキン。
なんで……。
なんでこんなに心配してくれるんだ?
──ドキン、ドキン、ドキン。
やっぱり宇佐美はなにを考えてるか、分からない。
だってこれじゃあ……っ。
これじゃあめちゃくちゃ俺を心配してるみたいに見えるじゃないか……!
耐えられなくなり、唇を噛みしめる。
すると、宇佐美はぽつりと言った。
「……唯人さん、起きてますね?」
「……っ、」
「寝たフリしても無駄ですよ。顔真っ赤だし……なんか体温上がってきてますし」
う、逆にめっちゃくちゃ恥ずかしい……!
こんなんなら寝たフリなんかしなければ良かった。
俺は観念したかのように目を開いた。
「あの、いや……来ると思わなくて」
「趣味が悪いですよ」
宇佐美はじとっとした視線をこちらに向けてくる。
「もう大丈夫なんですか?」
「あ、ああ……運んでくれたんだってな。ありがとう。そっちの様子はどうなってる?忙しいタイミングなのに迷惑かけてしまってごめ……」
「またそれ、悪いクセ出てますよ」


