生徒会長と秘密の契約


休んで楽になれば、少し手伝えるかもしれない。
そう思ってベッドに横になると、先生の出て行く音がした。

それから横になって少し経つと、保健室のドアが開く。

誰か来たのか?
足音はどんどん近づく。

そして俺のベッドの前で止まると、シャッっとカーテンが開かれた。

「唯人さん……」

宇佐美だった。
俺はとっさに寝たふりをしてしまった。

だって。

『宇佐美くん、いつも余裕のある表情してるのに、あんなに余裕のない顔もするのね。初めて見たわよ』

あんなの聞いた手前どんな顔していいか分からないだろ……っ。

ドキドキしながら目をつぶっていると、宇佐美は俺の手を取りギュッと握った。

えっ……。

手を握られている。
な、なにしてんだ!

すると宇佐美は絞り出すように言った。

「頼ってって言っただろ……」

宇佐美……そんなに心配して……。

「頼むからなんでも一人で抱え込まないでくださいよ」