放課後の生徒会室、鍵をかけたその先で。


きっと同じ犯人だろう。

「ヒドイな……」

学がつぶやく。

「他のものも一部破損してます」

見回りをしていた宇佐美も言った。

本当は犯人を探したいけれど、時間も無いし、みんなの士気が下がっていくのもよくないだろう。

「とにかくもう一度、作り直そう。仕事がある人はそっちを先に回して……ここは俺がやるから」

そう、指示を出した時。

「……っ」

ぐらりと視界が揺れたような気がした。

あれ、おかしいな。
足が動かない。

目の前にいる宇佐美がぐにゃぐにゃに歪んで見える。

なんでだろう。
なん、で……。

「唯人さん、唯人さん……!」

宇佐美の必死な声だけが聞こえる。
しかし、その声もだんだんと遠のいていき……その瞬間、目の前が真っ暗になった。


ーー。


「ん……」

次に目を覚ました時、俺はベッドの中にいた。

「……っ、痛」

身体を起こすと、ズキンと頭が痛む。

「ここは……」

辺りを見渡してみると真っ白い天井にベッドがあった。

保健室?

そっか。
そういえば俺……倒れたんだった。