きっと同じ犯人だろう。
「ヒドイな……」
学がつぶやく。
「他のものも一部破損してます」
見回りをしていた宇佐美も言った。
本当は犯人を探したいけれど、時間も無いし、みんなの士気が下がっていくのもよくないだろう。
「とにかくもう一度、作り直そう。仕事がある人はそっちを先に回して……ここは俺がやるから」
そう、指示を出した時。
「……っ」
ぐらりと視界が揺れたような気がした。
あれ、おかしいな。
足が動かない。
目の前にいる宇佐美がぐにゃぐにゃに歪んで見える。
なんでだろう。
なん、で……。
「唯人さん、唯人さん……!」
宇佐美の必死な声だけが聞こえる。
しかし、その声もだんだんと遠のいていき……その瞬間、目の前が真っ暗になった。
ーー。
「ん……」
次に目を覚ました時、俺はベッドの中にいた。
「……っ、痛」
身体を起こすと、ズキンと頭が痛む。
「ここは……」
辺りを見渡してみると真っ白い天井にベッドがあった。
保健室?
そっか。
そういえば俺……倒れたんだった。


