「逃がしませんよ」
低い声が頭上から降ってくる。
宇佐美は俺の両脇に手をつき、完全に俺をソファの中に閉じ込めた。
「ど、けよ……っ」
「言ったでしょう?本音を吐き出す練習だって」
宇佐美の顔が近い。
整った顔立ちが目の前にあり、俺は息を呑んだ。
逃げようともがくが、俺の身体では彼の力に敵うはずもない。
革のソファがきしむ音だけが、静かな部屋に響いた。
「もっと俺に弱さを吐き出してください」
甘ったるい声。
それが余計に俺の羞恥心を煽る。
「あなたが本当の気持ちを口にするまで、俺はやめませんよ」
「な、なに言って……」
「まずはここ」
宇佐美はそう言いながら、俺の額にキスを落とした。
熱い。
触れられた場所から火傷してしまいそうだ。
「それからここ……」
そして頬に。
チュッと音を立てながら、宇佐美は執拗にキスを落としていく。
「ちょっ、ん……」


