ギューッと心が締めつけられる。
「いっぱいいっぱいになっても、誰にも頼れないからそういうことするんでしょう?」
宇佐美の諭すような責めに、俺はついになにも言えなくなってしまった。
あの時の俺の状態を、宇佐美は気づいていたのか。
「分かってるんですか?あんたが人に頼ることを覚えない限り、また同じことを繰り返しますよ」
「もう、そんなことしない……っ!」
絶対にしないと誓った。
あの時の過ちはもう二度と繰り返さないと。
「そうですね、今のあなたなら同じ過ちは繰り返さないかもしれない。でも、じゃあどうするんですか?今度は誰にも頼らず、自分がボロボロになって……二度と立ち上がれないくらいまで落ちていく気ですか?」
淡々とした声が、鋭利な刃物のように俺の胸を抉る。
なにも言い返せない。
「なんで……」
喉の奥が熱くなる。
唇が震えて、うまく言葉がでない。
「なんで、そんなこと言うんだよ……っ」
視界が歪んだ。
我慢していたものが決壊し、じわりと景色が滲んでいく。


