絶対に引かない。
ここで引いたら協力してくれている人たちの努力が無駄になってしまう。
「チッ!イライラすんなお前、あんまり俺らを怒らせると……」
ウザったそうに言いながら、真ん中にいる男が俺の腕を強く掴む。
「……っ」
痛い。
ギリギリと強い力で掴まれ、痛みに顔を歪めると男は言った。
「生徒会長様のこの腕、ヘシ折るぞ」
さらに力を込められる。
「痛っ……」
コイツ……力が強い。
抵抗してもびくともしない。
「おい、やめ……っ」
ぐっと顔を歪めたその時。
ーーパシン!
高い音が響いた。
「触んなよ」
男の手を振り払う音。
振り返ってみると、そこにいたのは宇佐美だった。
彼は男の腕を鋭く睨みつけていた。
「痛てぇな……なんだテメェ」
「生徒会副会長の宇佐美です」
「へぇ、生徒会の副会長が会長様を守ろうってか?」
「美しい友情だな~」
不良3人組は宇佐美を取り囲み、茶化したように笑う。
そしてひとりの男が俺の腕を引っ張ると、バカにしたように言った。
「学校なんてどうなってもいいんだよ。優等生のお前だったどうせ内心稼ぎのためにやってるだけだろ?」
「な、なにを……!」


