彼らが来ると周りの生徒たちが怖がって、空気が凍りつく。
今日もまた掃除している人たちが怯えて隅っこに行ってしまった。
第2ボタンまで開けたシャツに腰パン。髪色も明るい金髪。なにもかも守っていない。
しかもそれだけじゃない。
「プッ」
彼らは噛んでいたガムをそのまま、靴を履きかえる昇降口に吐きだした。
もう我慢できない。
生徒会長である俺が注意しなければ!
「おい、キミたち!それはないんじゃないか?」
「ああ”?」
俺は奴らの元に行くと強い口調で言った。
「拾えよ」
「誰に向かって言ってんだテメェ」
俺が文句を言いに行くと、睨みを利かせてくる3人。
負けるもんか。
例外はない。
ダメなことは誰がやってもダメだ。
「見て分からないのか?みんな掃除してるんだ」
「分かんなかったなぁ~ キレイになろうが汚なくなろうが、別に俺たちに関係なくね?」
「この学校の生徒である以上、関係ないなんて言わせない。拾え」


